出張産直所のお客様の声
2022.01.16(20:07)
出張産直所がオープンしてから2週間余り経った。店舗内のお客様ボードについてご紹介させていただく。
今日は常盤台店から。

たくさんのご感想をお寄せいただき、大変感謝申し上げる。当園のスタッフ(家族)の励みになっておりお客様の支えに対して感謝の気持ちで一杯だ。
中には貴重なご意見もあるので、真摯に受け止めさせていただいている。
家族との夕食という経営会議で、毎日考えさせられている。
昨年から、ホワイトボードでお客様のご意見を頂戴させていただいているのだが、個人的には"ジャポニカ学習帳の連絡帳"で、お客様とのコミュニケーションをさせていただきたいと考えている。
ホワイトボードか、連絡帳か?
それともネット形式の方が良いか?
ブログをご覧の方からのご意見もいただけると幸いでございます。
お気軽にコメントお待ちしております ~明日もボンボヤージュ~
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3連休の出張産直所について
2022.01.07(20:08)
明日から3連休。出張産直所は、週末には多めにいちごを用意させていただいているところだが、先月続いた天候不順の影響もあっていちご達の生育がゆっくりペース。
北上いちご園ファンの皆さまには申し訳ないのだが、早めに売り切れの際はご容赦願いたい。
いちご狩りのオープンも、予定していた時期よりも後退するかもしれない。
何卒ご理解いただきたい ~明日もボンボヤージュ~
グランドオープン前日
2022.01.04(21:06)
明日、1月5日(水)より出張産直所さくら通り店がオープンする。オープン前日となる今日は、父と弟と3人で駐車スペースの確保の為に除雪作業をした。


沿道に寄せられていた雪の塊は、軽トラック満杯詰めで6台分の雪だった。
恐らく3~4トンはあっただろう。
体の節々は痛むが、心は清々しい。
細かい除雪も市税で賄って欲しいところだが、そんな市民のワガママなんぞまかり通らないのが世の常。
公道の除雪というのは、必要最低限の範囲内のみで行われているが、細かい除雪は地域住民の協力によって支え合っている。
地主さんや、付近在住の方々はもちろん、お客様にとっても気持ちよく車を動かせる環境は至極当たり前だと思っている。
さて、明日のオープン初日はというと、いつも通りに日の出前から完熟のいちごを摘み採って時間通りにご用意させていただく。
初日だから何か特別な事や、キャンペーンだったりセールをするというよりは、明日から半年間毎日同じ品質の朝採りいちごを提供させ続けさせていただく。
一見地味なのだが、農家が出来る範囲だとこれ以上の価値提供には限界がある。
朝採りのいちごこそ、我々農家としての最大の価値提供だと思っている。
出張産直所の継続も存続もお客様のお支え次第でしかない。
我々の想いが、お客様の想いとなって返ってくると新店舗でも信じている。
記念すべきオープン日は、精一杯にご用意させていただく。
午前10時グランドオープン ~明日もボンボヤージュ~
謹賀新年
2022.01.01(20:23)
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。
さて、今シーズンの出張産直所は元日から朝採りいちごをご用意させていただいた。
新年早々から、大コケもなく無事に1日を終えられたのも久しい。
ところで、あまり興味はなかったのだが父親に急かされて午前中と午後、市内をぐるっとマーケティングリサーチを兼ねて一周してみたのだが、空いているお店が少ないことに驚いた。
真面目で勤勉な日本人でも一斉に休む日もあるようだ。(初めて知りました)
それに驚いた事がもう一つ。令和4年になっていた事。
平成から令和に変わったのがまだ最近に感じている。
話は変わるが個人的な話。
本日を起点に朝採りいちごは180日毎日ご用意させていただく。
毎日一緒にいちごを採っている私と弟が丸一日ゆっくり出来るのはどちらかが病に倒れる時か、誰かが訃報の時か、8月を迎えた頃になるだろう。
船乗りを辞めてから何年かは経つが、まだまだ浦島太郎のような感覚が抜けていないような気も残っているがある意味では良い傾向だ。
似て非なるが、いちご農家は、船乗りに似ていて世間とは真逆の事が多い。
そこで、特別に生き抜く為の知恵と誘惑に打ち勝つ術を紹介しよう。
①人に会わない
②外出しない
③自室限定で居場所を作る
④キノコを生えさせない
⑤上記を遵守する
これで誰でも船乗りかいちご農家か、はたまた陰キャの鏡かこどおじになれる。
半年間船に乗り続ける予定の、心強い友人もいるのでお互い長髪で会える事が楽しみだ。
今年も籠城戦が始まる。
お互いにがんばろう ~明日もボンボヤージュ~
初売り前日
2021.12.27(20:27)
明日の午前10時より、出張産直所常盤台店からオープンし、今シーズンがいよいよ始まろうとしている。前日である今日は段取りと最終チェック。
ドキドキとワクワクが交差しているのだが、例えるなら片想いの相手との初デートを想像しているかのよう。


成り初めとなるべほっぺの頂果は、特選パックとしてご用意させていただく。
今シーズンデビューのよつぼしは、ちょうど真っ盛りの時期なのでたくさんのパックでご用意させていただける。
残念ながら対面ではないが故に、お客様との直接の交流こそは薄いのだが、手紙のように相手を想う気持ちをいちごに込めてお届けさせていただく。
乞うご期待 ~明日もボンボヤージュ~
初売りの日決定
2021.12.22(18:21)
赤いいちごの実が揃いつつある。いよいよ初売りも近い。


まだまだ赤い実が完全に揃わないので、初売り開始時期に戸惑ったが、1週間後には毎日収穫できる程になると見込んでいる。(寒波が来てるけど)
記念すべき初売りは、今月28日(火)に出張産直所常盤台店からご用意させていただく。
今シーズンから新たにオープンする出張産直所のさくら通り店は、来年1月5日(水)のオープンに決定した。

いちごの実の数が十分に揃うのは来年1月中旬になると思うので、いちご狩りは来月までお待ちいただきたい。
全てはいちご任せ、になってしまう事に大変ご不便をお掛けして申し訳ない。
もう少々お待ちを。
初売りが待ち遠しい ~明日もボンボヤージュ~
新育苗ハウスを建てよう③
2021.11.29(20:03)
外の水溜りに氷が張るようになった。ひしひしと冬の訪れを感じざるを得ない今日この頃である。
2週間後には除雪が始まるだろう。

育苗ハウスの建設は進み、大枠が完成した。
これで育苗ハウスも4棟程になり、良いいちご苗を育てられる設備が整いつつある。
約1ヶ月前は家庭菜園、しかし景色は一変した。





育苗ハウスの1棟は水稲育苗といちご育苗との兼用となるので、ハウス内に砂を投入後、全面的な水平化をしてもらう。
年内には全部完成させたいな ~明日もボンボヤージュ~
親苗を定植しよう
2021.11.24(22:31)
来シーズンの苗作りの要となる親苗。育苗の本格始動は来年の春先になるが、一旦節目であるプランターへの定植の時期を迎えた。

冬場の収穫がメインであるいちごの場合、育苗は少し特殊で、苗から苗を採苗するのが一般的。
簡略的に説明すると、夏に採苗した苗を秋にプランター等に定植し、越冬させた後春先~夏場にかけて1本の親苗からおよそ20~30本の子苗を増殖させる。
何とも非効率な作物だろう。
1年がかりで30倍にしか増殖させられない。
いちごの育苗はロングタームであり、尚且つ手間隙がかかる。

いちごの親苗は非常に重要で、種苗会社の厳格な管理によって育てられた無病の苗を親苗とする事が最も病害中リスクが低い。
ウイルス病とか菌とか伝染してしまうので。(その分コストはかかる)
その為、毎年新しい親苗は必ず必要になる。

しかし全ての親苗を種苗会社から購入していては農家として当然苦しいので、昨年から先輩農家さんを真似して自家育苗による親苗生産に挑戦している。
そもそも全ての親苗を購入するいちご農家は稀で、大抵自家育苗しているらしい。(栽培技術の差ですね)

自家育苗だが、今年の8月のお盆過ぎに昨年購入した無病の親苗から翌年の親苗を採苗していた。
それから約3ヶ月。
毎日の水管理と病害中管理を経て、ようやく定植の時期を迎えた。
長かったです。

しかし、ここで大問題が発生。
"炭疽病"に感染している疑いのある苗を見つけてしまった。
今作の育苗で大いに苦しめられたいちご栽培の大病だ。
親苗が炭疽病に感染していた場合、子苗ほぼ全てに感染してしまう。
最悪の場合、育苗の"詰め"である来年の8月に育苗ハウス内全ての子苗が枯れる可能性が一気に浮上した。
どんなに素晴らしく育苗ハウスをリニューアルしても、苗自体が病気を持ち込んでしまったら元も子もないのである。
将棋で例えると最初から"歩"が半マスしか進めない。
もしくは最初から"飛車角落ち"のようなもの。
不覚ながら判断に迷いが生じた為、先輩農家さんに即刻電話で相談すると…
「自家育苗の親苗は全部捨てた方が良い。」
との事。。。


先輩を信じて全ての苗を廃棄した。1000本育てていたのだが…
それでも今作の育苗で廃棄した苗数の1/4にも満たない。
いちご栽培が投資型農業である施設園芸である事を考えると、このような損切り場面は覚悟していたが、どうしてもサンクコストを思い浮かべて堪える…少し寝込んでしまいそうだ。未練が残る。
ただ、来年の夏に同じ思いをするのならば、捨ててしまってクリーンな精神状態でいた方が今後半年間安心して眠れるもの。
その分で挽回したらいいじゃないか。
そう、ポジティブに考えるようにしたい。

残り約500本の購入苗は週末に到着する。
来年は良い親苗を作りたい ~明日もボンボヤージュ~
新育苗ハウスを建てよう②
2021.11.22(21:04)
数日前からビニールハウス施工業者の職人の方々に新しい育苗ハウスを建ててもらっている。
このようなパイプ製のビニールハウスなら、農家が自主施工で建設するケースは多い。
今や、建設に関する本も探せば見つかるだろうし、今ならではのYouTubeにも施工方法を説明してくれている動画もあるだろう。
しかし私どもでは、如何せん施工スキルが乏しいので今回もプロの職人さんに建ててもらっている。
無論、施工スピードはむちゃくちゃ早い。

ちなみにこの育苗ハウスが建設されている圃場は、今まで祖母が張り切って大規模な家庭菜園をしていた圃場。
曽祖父の代となる約100年前は稲作、祖父母の代となる40年前からは露地きゅうり、そして家庭菜園の畑を経て当園いちご栽培の育苗ハウスへと姿を変えている。
余談だが、約15年前の私が中学生くらいの話だ。
父がヤフオクで購入したスノーモービルで兄弟や同級生と走っていた農地は、少しづついちご栽培の農地へと変わっている。
当時、スノーモービルの燃料となるガソリンが高いから(自分で購入した訳ではない)という名目で5~6人の同級生から金銭を受け取り、レンタル業的な事をした気がする。
スノーモービルによってもたらされた利益で、オンラインゲームのウェブマネーを買っていたのはココだけの話。
お陰で15年程連絡がない。
皆さんは、ガソリンが高いからという崩壊理論的な理由付けをする事や、私利私欲によって友人を失ったりしないように切に願っている。

歴史ある圃場に感謝だ ~明日もボンボヤージュ~