来シーズンの親株のカラダ作り
2021.03.02(22:10)
時が経つのは早いもので、もう3月。昨年の8月から育てている、来シーズン用の親苗達の冬越しも峠を越え、本格的に成長してくる季節である。

昨年の11月に、ポットからプランターに植え替えてから冬越しをしている。
暖かい地域のいちごの株と比べると、寒い地域なので見劣りするのだが、これからの気温上昇によって一気に急成長してくる。
約4ヶ月後には、この約500株の親株から12,000本以上の子苗を採苗する。
いちご栽培がピークを迎えようとしている時期に、来シーズンの苗作りに"待った"はない。
いちご作りをしてから気付いたが、いちごの実が実っている期間よりも、苗作りをしている期間の方が圧倒的に長い。
種を撒き、収穫し終わるまでの期間の長さは、野菜類の中でも比較的ロングスパンな作物なのである。
そろそろポットの土詰めを始めておこう ~明日もボンボヤージュ~
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エンジンポンプと水遣り
2021.01.18(20:51)
久しぶりに親株のプランターに水遣りをした。ここ2ヶ月間近く水遣りをしていなかった為、土がパサパサに渇いていた。

冬場は、育苗ハウスに水を引く事が難しい。(凍結する為)
今年から親株の全てを冬越しさせている為、大量の水も要る。
そこで、あらかじめタンクに水を溜めておき、気温の高い日のタイミングに合わせて親株のプランターにポンプを用いて水遣りをしている。(ホース内の水が溶けた時)

水遣りには、エンジンポンプを活用する。
騒音とランニングコストが高い代わりに、ポンプにパワーがある。
本体も安く、構造が単純だし持ち運びも出来る。
何より、凍結対策の水抜きが容易な部分は冬場の使用にもってこいなのだ。

これから春にかけて気温は上がっていくので、水遣りの頻度も増えていくだろう。
外気温が氷点下を下回らなくなるまでは、エンジンポンプでの水遣りが続くだろう。
早く暖かくなってほしい。
ちなみに水遣りをしないといちごの苗はこうなります。↓

エンジンポンプ、けっこういい ~明日もボンボヤージュ~
育苗ハウスの除雪
2021.01.02(23:21)
雪がすごい。当園の育苗ハウスが雪に埋まりそうな勢いだ。

昨年12月中旬の大雪により、岩手県の南部では農業用のハウスが100棟以上潰れてしまったそう。
市内の農家仲間も被害に遭った。
比較的、雪への対策を施している岩手県内のビニールハウスなのにこの有様。
確かに相当な降雪量だった。

当園の育苗ハウスは、元々降雪を考慮した設計にしたつもりだが、今季に関しては用心した方が良いと判断した。
備えあればなんとかなしだ。
何せ、来シーズンの親株が植えてある。

ハウスの倒壊は、屋根に乗った雪の重みで潰れる事が多いが、実は側面の雪も怖い。
側面に雪が散り積もると、屋根から落ちる雪の逃げ場がなくなるからだ。
上の写真の様に、ハウスの側面の雪を取り除くだけでも十分に倒壊への予防になると思っている。
できる時にできる事はできるだけやっておく。
雪かき不要の設計だからこそ念入りに ~明日もボンボヤージュ
2022年~2023年シーズン用の苗作り
2020.11.29(20:06)
来シーズン用の親苗が届いた。
今年の秋頃から育てている親苗と合わせて、来シーズンの親苗の準備が整った。
説明が難しいのだが、この届いた親苗は、
来年の秋に再来年シーズンの親苗を採苗する役割がある。
つまり、再来年シーズンの品種構成を見越した上で今植え付けるワケである。
2022年12月初収穫予定の苗作りのスタート ~明日もボンボヤージュ~
親苗定植
2020.11.15(20:17)
先日、土を詰めておいたプランターに親苗を定植した。

とりあえず8割程を植え終えた。
例年、忙しい春先に定植していたがこれで作業に追われる事は無い。
ただ、冬場は毎日のように氷点下になる。
水遣りの管理にはコツが要りそうだ。
秋仕事も片付いてきた ~明日もボンボヤージュ~
親苗プランター 設置
2020.11.13(20:29)
昨日土を詰めた親苗のプランターを育苗ハウスに運び入れた。

一個のプランターが重いのなんの。
一個20kg近くはある。
200個程運び入れた。
重いプランターを育苗棚の上に乗せていくにつれ、肩の筋肉に乳酸が溜まっていく違和感に、
「おー!農業やってるなぁ!」
と感じた。
農家なんですけどね。笑
年内には、設置したプランターに親苗を植え付け、冬越しへ向かう。
力仕事は達成感あるね ~明日もボンボヤージュ~
親苗プランター
2020.11.12(20:31)
今朝は冷え込んだ。最低気温は-2.3℃。
自宅の庭に植えてある祖母のキャベツ?の葉には霜が降りていた。

それと、バケツの水に氷が張っていた。

カッチカチに凍っていた。
傾けても水がこぼれない位に。

この時期に氷が張るものなのだと意識したのは初めてかもしれない。
確か、義務教育で9年間程学校に通った記憶がある。。。
しかし、この時期に薄い氷が張る事、そして勉強した内容と共に記憶は薄れてくものだ。
地味に切ない。
さて、外気温はどんどんと下がってきているが来作のいちご作りを進めている。
親苗を植え付けるプランターの土作りだ。

土と堆肥と肥料を混ぜ、プランター に詰めている。

写真に写っているプランターで、まだ全体の1/3くらい。明日一杯まで作業が続く。
ところで、
歳を取ると、夕方に身体のコントロールが効かなくなる事"だけは"義務教育で教えておいて欲しかった。
関節が氷のように硬い ~明日もボンボヤージュ~
草取り
2020.11.11(20:12)
育苗ハウス内の草取りをした。隅から隅まで全部。


ハウス内の雑草は、残しておくといちごの苗にに悪影響を与える、、、と聞いた事はあるが、正直クエスチョン。
草でボーボーは流石にヤバめに感じるが、雑草全てが悪いのかと問われると、名前すら知らない雑草ばかり。
雑草には全て名前があるそうなので、雑草博士号のレベルまで知識がない限り、裏付けられないと思っている。
要は気分の問題なのかなと。
中には、作物の代わりに害虫の犠牲になる雑草(名前は不明)もあるので、極論はそれを植えてしまうのが良いのかもしれない。
減農薬のヒントかも ~明日もボンボヤージュ~
牛ふん堆肥
2020.11.09(20:15)
親苗を植え付けるプランターの土作りの為、先日手に入れた土に混ぜる素材を手に入れるべく、近くのホームセンターへ行った。
前作に使用した素材と同じ物を使いたいので、「牛ふん堆肥」が狙い"だった"。

ところが、キレイに売り切れていた。
「困ったな、、、」
プランターの土作りには、黄金比と呼ばれる異なる土の素材の組み合わせがあるので、どうしても必要だ。
ベースとなる赤土やら山土7~8割に、
排水性や保水性を高める為の物が2~3割の配分が作物に良いと言われている。
仕方ないので他の素材を探す。

バーク堆肥や、(木くずを発酵させたもの)

牛ふん堆肥。
他にもピートモス(水コケ)等使える素材は沢山あるが、
要は、排水性と保水性が確保出来れば何でも良い。
しかし実績という根拠に勝るものはない。

結局、前作と同じ物を何とかして確保。
隣町に行ったら普通に売ってました。笑
来作以降の為に、牛ふん堆肥を手に入れられなかった時の対策として、他の素材でも試しておいた方が安全だ。
なるべく安価で良い素材で ~明日もボンボヤージュ~