【新刊】いちごで稼ぐ!
2021.06.18(21:07)
いちごに関する新刊の本を購入した。先月5月25日に発行されたばかりらしい。

YouTubeにチャンネル登録しているいちごに詳しい方の動画で知り、即購入に至った。
まず、本の絵面がとても良い。もし本屋で見かけていたら自分だったら無一文でも持って帰ろうとするかもしれない。
15分程で全体を見た感じの感想としては、
8年前に発売していて欲しかったような情報が満載だった。
これからいちご農家を目指す方には、まず読んでほしい一冊といった感じ。
友人にも勧めたところだ。
たぶん、8年後にはもっと情報が凝縮した本が発売されるのだろう。
何かと"後でやる症候群"の癖がある人はいると思う。
"後でやるいつかやる"は、"一生やらない出来ない"と思う。
一瞬のチャンスに決断を下す事は、事業をする前においてはただの一歩くらいのスピードかもしれないが、事業をし出すと何倍速ものスピードで決断して前に進んでいくことになる。
覚悟は後回しに出来ない ~明日もボンボヤージュ~
スポンサーサイト
ドイツ流の働き方
2021.06.13(21:35)

先月に買った本、「ドイツではそんなに働かない」。
ネットのコラムで紹介されていたので、藁にもすがる思いで即刻購入してきた。
新刊過ぎて、店員さんに尋ねたところ入荷が前日だったようでなかなか見つかりにくかった事を覚えている。
飛ばし読みをしていて特に興味深かったのは、労働時間が少ないのに生産性が高い事。
わかりやすく言うと、"サボっているように見える人の方が一生懸命仕事をしているように見える人よりも仕事が早い"といったところ。
合理的、論理的、効率的、日々整理整頓といった感じなのがドイツ人らしい。
労働集約型産業である農業で、個人経営や家族経営となると人海戦術と早起き、長時間労働で切り盛りしているところが多い。(しかない?)
いちご農家にとっても何かヒントが見つかるのではないか?と思っている。
実行できなそうなら半分読んで捨てよう ~明日もボンボヤージュ~
【時間管理】早起き
2020.06.14(21:02)
早起きは「自己規律」の象徴鶏は朝早く起きることで有名だが、じつは鶏よりも早く起きる生物が1種類だけいる。
それが何を隠そう、霊長類ヒト科に属する、グローバルエリートたちである。
早起きは1日のうち、最も生産性の高い時間帯に働くという、高い自己規律の象徴だ。
実際に生活習慣も一事が万時で、「すごく遅く起きてくる偉い人」はほとんどいない。
これに対して2流の人は朝に弱く、寝坊が常態化しているので遅刻することへの罪悪感も薄い。
寝坊もこれまた一事が万事で、寝坊の裏にある乱れた生活習慣の数々が連想されてしまう。
毎夜、グダグタと飲みに繰り出しては、ウコン不要の脅威の肝臓力で、自慢の太鼓腹に大量のビールを流し込む。
「夜の9時以降は炭水化物をとるのを控えるように」と医者や家族にいわれているのにもかかわらず、飲み会の直後にラーメン屋に直行しては替え玉まで注文し、ゲップを吐きながら煙草を吸い出す。
深夜の2時過ぎにようやく前後不覚の状態で千鳥足で帰ったかと思えば、最後にベランダで葉巻を吸ってスコッチウィスキーを胃袋に流し込み、シャワーも浴びずに気絶するようにベッドに倒れ込む。
しかし、こんな不規則で墜落した生活から抜け出す方法がある。
それが何を隠そう(当たり前で恐縮なのだが)、
必殺、「早く起きること」である。
最強の働き方 (ムーギー・キム著 東洋経済新報社)
早起きと自己規律は常にリンクしている気がする。
何の目標もなければ、1日をただ暇を潰すだけのスケジュールになる。
日々、堕落の連続が続き、欲望の渦に吸い込まれて簡単には抜け出せなくなる。
本来、人間は欲望や感情に弱い生き物。
その欲をコントロールする為の規律の一つは、
スケジュールに沿った生活をするだけ。
自分を律する事は仕事の1つだ。
自己管理が出来ないのに、何を管理できるのだろう?
1番甘えてはいけないのはいつも自分 ~明日もボンボヤージュ~
あんてい
2020.04.04(20:23)
経営者における、本当の安定とは何か?金?
人?
国?
いや、何かにしがみついているようでは、
究極に追い込まれたときには何の役に立たない。

「これからの安定とは、どれだけ変化に対応できて、生き残っていけるか、ということだ。
天変地異が起きて日本が焼け野原になっても、紙とペンさえあれば、翌日には富を稼げる才覚を持つ人が、1番安定している。」
【仕事のヒント 神田昌典 著】
安全と安定とは似て非なるものだろう。
アナタが知っている凄腕の商人、やり手の商人。
伝説の商人と言えば、誰が思い浮かびますか?
安全地帯には居ないかも ~明日もボンボヤージュ~
お金が要らなくなる社会
2018.07.07(22:04)
「近年、僕は「遊びが仕事になる」と主張している。その詳細は、きちんと書きまとめた著書を読んでもらいたいのだが、要は「働かなくてもいい世界」が、現実のものになりつつあると言いたいのだ。
2014年7月、ベンチャーキャピタルが開いた年次カンファレンスで、グーグル共同創業者のラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンが、公開インタビューに応じた。
公開インタビューの場で、この話題となった時、ペイジ氏はユニークな持論を展開した。
「今はもう充分に『豊かな時代』なのだから、必死になって働く必要はないのでは?」と語ったのだ。そしてこう続けた。
「我々が幸せになるために必要な資源は、かなり少ない。今はある資源の1%以下じゃないかと思うくらいだ。多くの不必要な活動が、忙しさや環境破壊の元凶になっているんだ」
ペイジ氏は「もう必死に働かなくていい」「働かなくても富はある」ことを、世界の人々のほとんどが認識できていないのに不満のようだった。
何かやることがないと、何かを生産し続けていないと「不幸になる」と思い込んでいる。仕事をしていないと、満足できなくっているのが、現代人だ。さらには、働いていないと金は得られないという常識にとらわれている。
グーグル創始者の2人の賢人は、その常識は単なる幻想だと気付いていた。さすがだと思う。仕事や機会を奪うのは、テクノロジーではなく、人々が勝手に作りだした幻想なのだ。
彼らの論旨には、僕は大部分で同意する。
テクノロジーは人間から何かを奪ったりはしない。金も仕事も、奪うのは人間の思考だ。
お金はもうすでに大量に有り余っていて、人が働く必要は急速に消えつつある。テクノロジーは、その真実を明らかにしているのだ。
(これからを稼ごう 仮想通貨と未来のお金の話 堀江貴文 著 監修 大石哲之)
確かに、数年前には想像が出来なかった程、遊びが仕事になりつつあると感じている。
ゲームが得意な人がそれを極めると、今では世界大会で多額の賞金を獲得する。
ゲーム好きに株のデイトレードをさせてみたら物凄くハマって何十億もの利益を出したりする。
海外の番組であるXGAMEも、BMX(自転車)や、モトクロスバイク、スノーボード、スノーモービルなど、遊びが原点だ。
ギャンブラーやユーチューバー、ダンサーなど挙げたらキリがないが、全て一般的には遊びの延長に近いかもしれない。
AIに仕事を奪われてしまってヤバイ!とはもう聞かなくなってきたが、そもそも原点に帰れば、人間じゃなくても出来ることを機械化させてきた歴史だ。
産業革命からIT革命と、動力機械からコンピューター、そしてインターネットで世界中と繋がっている。
数十年後には、現在の仕事のおよそ半分がAIとロボットに置き換わるとも言われている。
金融革命でキャッシュレス化も進んでいて(海外では)より、スピーディーな決済や、紙ベースだった記録がブロックチェーンに記録され、データの改ざん防止、犯罪の抑制に効果があるとされる。
公認会計士や税理士、事務作業、電話のオペレーターなど、機械に任せられるものは無くなっていく。
堀江貴文氏、スティーブ・ジョブズ氏、イーロン・マスク氏は、不満を持って生きている人々に、
「今を生きろ」
「好きなことをやれ」
「とにかく遊べ」
と、語る。
案外シンプルなものだ。
未来って楽しみですね ~明日もボンボヤージュ~
いちご辞典 破損
2018.06.24(21:11)
新規就農した直後に購入したいちご辞典がある。毎年読み返していたら、ついにページが取れてしまった。

図書館にある人気の本によくある現象だ。
まさか自分が持っている本が破損するとは思ってもいなかった。
この辞典の面白い所は、全て読んだ筈なのに、翌年に読み返すと理解できる部分が増える事である。
悩んだ時に辞典を開き、ネットでも情報を集め、最後には先輩のアドバイスを聴く。
最近は、意外にも全く別の事をしている時に、画期的な事に気づく事が多くなってきた気がする。
面白いんだよね ~明日もボンボヤージュ~
潜在的な収量
2018.05.04(21:48)
「植物は、今よりもさらに多収が可能である。ハウス1㎡当たり200㎏のトマト、310㎏のキュウリ、120㎏のパプリカ、1100本のバラ、1300本のキク。
このぐらい高いポテンシャルが作物にはある。これは、現在まで私たちが達成している水準よりかなり高い。
この潜在的な収量に近づくには、すべての栽培過程で改善が必要である。
たいていの作物において、㎡当たりの収量は毎年増加してきた。
しかし、現在われわれは、実際に栽培をしなくても、
コンピューターモデルを使用して計算を行うことができ、
比較的簡単に収量予測ができる。
シミュレーションでは、収量は現状よりはるかに高くなるようである。
オランダの晴れた夏の日のような最適な条件が続けば、
1㎡当たりのトマトは現在の60㎏から200㎏の果実を生産することが可能になる。
しかし、この大幅な増収は一足飛びにできるわけではない。
栽培の各ステップを最適化することによってのみ、
潜在的な最大収量に近づくことができるのである。」
(オランダ最新研究 環境制御のための植物生理 Ep Heuvelink Tijs Kierkels 著)
いちごの収量は、地域によって差はあるが、平均では10a当たり4tくらいとされる。
トップレベルでは、倍以上の収量を上げる方が、最近注目をされてきている。
どの方も、環境制御に取り組み始めてから一気にトップレベルになったのだ。
自分も、早く仲間入りをしたいものだ。
いっぺー採りてーじゃん? ~明日もボンボヤージュ~
仕事の効率化とは
2018.04.27(19:18)
「今の時代、真面目にコツコツ一生懸命やる人は、「いい人」とほめられても、評価されません。課長にもなれません。途中で体調を崩すか、万年平社員です。皆さん、薄々気づいているのではないでしょうか。
実際に活躍しているのは、眉間にシワを寄せて一生懸命働く人ではなく、涼しい顔でサクサク仕事を進めている人です。
結論を言います。
努力はいりません。
ラクに速く仕事をするほうが、結果が出て、さらに人生の選択肢も増えるのです。
この事実はごく一部の優秀な人しか知りません。
その人は黙っているので広まらないのです。
「能力があり、仕事ができる」から活躍しているのではありません。「ラクに早く仕事をしている」から能力が上がり、チャンスをつかんでいるのです。
国内外600社以上のコンサルティングの現場で、例外は1つもありませんでした。
「ラクして速い」と聞いてネガティブな印象を持った方もいるかもしれません。
その方は「ラクして」という意味を考えたとき、「手を抜く」とか「ズルをする」というような感覚にとらわれていたのではないでしょうか。
実際は逆です。「ラクして速く」なるためには、「ムダな努力」をなくし、自分の持ち味を生かしきらなければなりません。
苦手なことではなく、得意分野でスイスイ結果をだしていくことで、評価もやりがいも簡単に手に入れられるのです。
「 ラクして速いが一番すごい (松本利明 著) 」
新規就農当初から悩んでいる事は、作業時間の多いいちご栽培での、農作業における全ての効率化である。
どうやったら速くできるか、どうすれば辛い姿勢をせずに済むのか、仕事の精度は無駄がなくベターなものなのか。等々。
この4年間悩み続けてきた効率化におけるヒントが、この本から少し得られたような気がする。
デキる奴になりたい ~明日もボンボヤージュ~
ハダニのこと
2018.04.04(18:23)
「現代農業」という月刊誌が届いた。毎月欠かさず愛読している本で、農業の専門誌だ。
今月発行の5月号で、気になる記事を発見した。
「コーヒー散布でイチゴのハダニが減った」という記事で、
「春、暖かくなって虫たちも動き出す季節です。茨城県石岡市でイチゴの観光農園を営む以後崎雅之さんは、周囲の農家がハダニ対策に購入天敵を導入するなか、「天敵は使わない」と言い切ります。それではハダニの防除はどうしているのか?なんとコーヒーの希釈液を葉面散布。カフェインでハダニが抑えられるそうです。
いつも使うのは900mlペットボトルのブラックコーヒー。300~500倍に希釈し、展着剤を加えて噴霧器で散布します。苗の時期から、週1回~10日1回のペースでまきますが、つい日が空いてハダニが発生してしまったときは、50倍でスポット散布します。
コーヒーの匂いを嫌がって、発生したハダニも徐々にいなくなるそうです。
もともとは資材屋さんから教わった方法ですが、以後崎さんは3年前から実践し、薬剤散布は一切しなくなりました。」
(「現代農業」2018年5月号 農文協著)
さっそくインターネットで調べてみると、確かにコーヒーが効くみたいだ。
コーヒーの原液を霧吹きで吹きかける方法だと、8~9割のハダニを防除できるらしい。
これは新たな発見だ。当園でも、農薬量を減らすために天敵を使っているが、
この方法なら、更に農薬量を減らすことができる。
ハダニを発見したら、試しに散布してみようと思う。効果があれば、またお知らせしたい。
効果を期待 ~明日もボンボヤージュ~