2作目の桃薫
2022.06.30(22:30)

今シーズンで2作目となる桃薫。
全体的な栽培イメージが掴めるようになってきた。
極晩生品種で冬場は得意としないが、夏場に向けてギアを上げる。
野生種の血筋で病気に強く、葉や枝が折れにくく株に柔軟性がある。
今シーズンの最終日に向けてまだまだ元気はあるが、残念ながらあと3日で終わってしまう。
昨年と比べると栽培は進歩したと思っているが、改善点は多い。
なかなか扱いづらい品種だ。
実の最大の特徴である香りや、いちごらしさを感じられない不思議な味覚に驚く方は多いと思う。
シーズン最後に是非味見を! ~明日もボンボヤージュ~
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3品種のいちごの様子
2022.06.17(21:21)
今日撮影した3品種のいちごの実付近の様子。
【おいCベリー】

【章姫】

【桃薫】
いちごの株の観察の中で収穫量予測に繋がるポイントは開花状況や直近の青い実の数だとされている。
開花状況では、花の大きさ、花の数、花の形で将来を決める。
直近の青い実になり、粒の大きさ、粒の数、粒の果形や病害中状況が、赤い実になって完成する。
この考えによると、おいCベリーと章姫は今シーズンの最後の粒の大きさと数量となる。
当園唯一の極晩生品種である桃薫は、まだまだこれからと言わんばかりの実の数になっている。
最後まで頑張ってくれそうだ ~明日もボンボヤージュ~
ベリーポップすずの様子
2022.06.13(20:27)

今シーズン初栽培の"ベリーポップすず"。
シーズンを通して傾向特徴を見てきた。
四季成りの血統もあってとにかく草勢が強い。
よつぼし同様、他の品種と比較すると株の手入れに1.3~1.5倍くらいの手間暇はかかるが、
育苗期間の手間暇と病害中リスクの低さといった点が良い。
とりあえず苗は作ってみるが、事業のメイン品種というよりはサブ的な品種になるだろう。
四季成りは難しいね ~明日もボンボヤージュ~
祖母とおいCベリー
2022.06.12(21:49)


ここ数日間、味見をしていた中で私が1番気に入っている品種、おいCベリー。
シーズンを通して繊細で敏感な品種、祖母の細かい観察や手入れ術効いているのだろう。
ありがとうバーちゃん ~明日もボンボヤージュ~
章姫の様子
2022.06.10(20:06)

今作の章姫の様子。
昨年8月、炭疽病の猛攻を受けてほぼ全滅した品種だ。
知り合いの農家さんから苗を譲ってもらい、何とか今シーズンも残り3週間まで漕ぎ着けた。
章姫はいちご界でいう"収穫量の王様"のような存在なので、炭疽病の被害を受けても他の品種と肩を並べる位実ってくれた。(と思う
見てくれも良い品種なので見直したい品種だと今シーズン痛感した。
あと3週間がんばろう ~明日もボンボヤージュ~
炭疽病を乗り越えた章姫
2022.05.11(22:13)

当園の章姫。
初年度から3シーズンまで作っていた品種、
訳あってその後の1~2シーズンの間は作らなかった品種である。
7シーズン目である今年は、いちご狩りで再デビューしてお楽しみいただく予定だった。
上の写真をご覧いただけると分かるが、ベンチにはポップを貼ったままだ。
収穫期を迎える頃、いちご狩りのシーズン休業が急遽決まってしまったがお陰様で出張産直所での評判も上々。
昨年の夏の苗作りでは一苦労あり、秋にはいちご仲間からの苗提供にも助けられた。
今シーズンにおいては特に思い入れのある品種、多くの人に支えられきた品種だ。
来シーズンの品種配置が悩ましい ~明日もボンボヤージュ~
よつぼしの休暇
2022.04.08(20:27)
今シーズンから初の栽培を試みている品種、"よつぼし"。この時期になって疲れ?が観測されている。

開花ら止まり、青い実も減ってきている。
早生品種ということもあって、シーズン前半から飛ばした反動かもしれない。
これまで10何種類のいちごの品種に挑戦を試みてきた。
感覚ではあるが、早い時期から採れる品種は、シーズン途中で力尽きる傾向にある。
品種特性なので、時期によっては得意不得意があるだろう。正直言って、何種類も同じ空間で栽培している以上は限界がある。
今月末~来月末頃までお休みする可能性は大。
ここしばらくはご用意できそうだ。
6月以降に期待したい ~明日もボンボヤージュ~
桃薫の本気
2022.04.07(21:34)

桃薫(とうくん)の勢いが良い。
当園唯一の晩生品種。
晩生品種の名の通り、シーズン後半に入った途端に一気にギアチェンジしてくる。
昨シーズンの記憶としては、ずーっといちごが実っていた。
冬場にはなかなか"触らない品種"ではある。
スマホの写真アルバムで探ってみると、

今年の1月2日

今年の2月28日

今年の4月2日。
絶好調! ~明日もボンボヤージュ~
弥生月へ
2022.02.28(22:43)
桃薫の開花が止まらない。

今や、どの品種よりも花が咲き結実が進んでいる。
それもその筈で、明日以降から桃薫が得意とする時期に突入していく。
元々晩成品種と言われている桃薫は、シーズン終盤になればなるほど収穫量が増える。
初の栽培だった昨シーズンがまさにそういった傾向にあった。
約6ヶ月の収穫シーズンも序盤を終え、明日から中盤戦に突入する。(3月~4月)
中盤の時期が得意な品種(おいCベリー等)もあるので、様々ないちごの品種の旬の移行を是非お楽しみいただきたい。
ちなみに紅ほっぺの旬は今です ~明日もボンボヤージュ~
【新品種】ベリーポップ すず 初収穫
2022.02.06(20:19)
今日、昨年の9月16日に定植した最新品種、「ベリーポップ、すず」を初収穫&初販売させていただいた。
当ブログでの更新も昨年9月16日以来となる。(覚えてる方、いらっしゃいますか?)
「ベリーポップ、すず」は、2021年に登録されたばかりの最新品種。しかも尚、よつぼしと同様の"種子型品種"である。
要するに"種"から育てられるいちご界の超最新品種だ。
ちなみにググってみると、当ブログがすぐにヒットしてしまうくらい非常に情報が少ない品種である。
ベリーポップシリーズには、"すず"と"はるひ"があって、民間の種苗会社が開発した品種。
まだ大々的に国内で苗が供給されていないので、東北地方でも結構レアな最新品種だと思われる。
(※ネット通販で一部のみあるようです)
さて、初収穫&初味見&初販売となった本日。
種苗会社のFAX資料の通り、実は硬めでしっかりしていた。
特に興味深かったのは香り。
収穫の際に感じたのだが、まるで"ワタアメ"のような芳香が鼻の奥に広がるようだった。
(お祭りでワタアメを売っている屋台の前のような香り?)
味は個人的にはイケていた。
栽培者的目線で言うと、岩手県でも電照イラズな程草勢が強く、連続出蕾性がある。
つまり東北以南だと難しいかもしれない。
ゲーム機の進化で例えると、
宝交早生や麗紅、女峰やとよのかがファミコン世代。
とちおとめ、あまおう、べにほっぺがプレステ世代。
よつぼしがゲームボーイアドバンスだとすると、すずとはるひはスマホゲームのパズドラとかモンスト。
こんなイメージだ。
"すず"の他にも"はるひ"という品種も同時に栽培しているので、"はるひ"は明日、出張産直所にて販売させていただく。
パックの価格は他の品種と同様¥500。
お客様の声次第で来シーズン以降植え付け株数を増やしていきたい。
是非、感想をお聞かせいただけると幸いである。
数量限定、売り切れ御免! ~明日もボンボヤージュ~