新品種の定植へ
2020.10.03(20:17)

新品種を定植した。
この品種は、一般的な品種と違って元々収穫開始時期が遅い。
親苗を販売している会社から聞いたのだが、
早く植え付けると逆に収穫が遅くなるといった特性があるらしいので、
今くらいがちょうどいいのかも。
多品種のいちご栽培は、
全ての栽培工程を品種に合わせて管理をするのが理想的だが、
増やし過ぎると管理が疎かになると思う。
品種の選択には毎年頭を悩まされているが、
単純にお客様からの支持が多い品種で固めていきたい。
お客様からの声が聞けるのを楽しみにしています ~明日もボンボヤージュ~
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洗濯バサミ
2020.09.21(20:57)
定植してから1週間の間、朝昼夕方の3回の手灌水をしている。その際に、"気になる株"も多く見つかる。
せっかくなので洗濯バサミでマーキングし、正常になるまでは特別に管理する。

定植してから1週間で、ポットの根が高設ベッドの培土に根を張ってしまう。
それまでであれば植え替えが可能となる。
細かい上に手間がかかる作業ではあるが、来年の6月までの長期的な栽培になるので、初動は大事だと思う。
やるかやらないかで大きな違い ~明日もボンボヤージュ~
一歩
2020.09.16(21:10)
べにほっぺの苗を全て植え付け終えた。これで高設ベッドの95%にいちごの苗を定植した事になる。(残りは新品種

3月に植え付けた親苗から約半年。
ようやくここまできた!といった感じ。
なかなかの達成感がある。
ちなみに私の持っているiPhoneに、万歩計の機能が備わっている。
苗を育苗ハウスから本圃ハウスに運び、植え付け終えるまでの2日間で48,000歩、歩いたらしい。

定植作業を手伝ってくれた弟も同じくらい歩いていると思う。
そして、両親と祖母の歩数を合わせたら一体どれ程の歩数になるのか、、、
感慨深い。
赤い実を目指してまた一歩 ~明日もボンボヤージュ~
緑一色
2020.09.15(20:46)
まだ、本圃ハウスに定植していないいちごの品種がある。当園の主力品種であるべにほっぺという品種だ。
全部で約7,000株くらいある。

先週、花芽分化の検鏡をした結果、ほぼ未分化だったので、
1週間後の今日、再検鏡してから定植をしようと思っていた。
「1週間も待ちゃあ分化するだろう曇天で気温下がるし」
と思い、今日の検鏡の間に見切り発車して苗達を本圃ハウスにせっせと運んだ。
昼過ぎに検鏡の結果が出た。
苗の半分が未分化だった。
予想は大きくハズれてしまった。
恐らく、9月の台風到来の影響で夜の気温が下がらなかった事が大きい。(かもしれない
自宅の庭の"ヒガンバナ"が咲いているのに未分化とは、、、?
本当は、未分化の苗を植え付けるのはいちご作りとしては型破りなので、本来はイケナイ事。
でも週間予報を見る限り、曇天と低温が続く。
定植後も花芽分化は進むので、植えちゃってもいいかも。
見切り発車の上に見切り発車になるが、もう4~5日も待てる程ヒマじゃない。
植えちゃおう ~明日もボンボヤージュ~
発根中
2020.09.13(17:57)
定植後の水遣りの際に、ひと株ひと株観察していると、蕾が出てしまっている株が出てくる。こういった株は苗があるうちに植え替えをする。

ふと根を見ると、発根が進んでいる。
1センチ程、白い根が伸びている。
この新しい根が寒い時期の生育を支えていく。
曇天続きは心配 ~明日もボンボヤージュ~
定植!
2020.09.09(20:58)
定植を始めた。まずは花芽分化が確認された2品種の、
おいCベリーと恋みのりから。

昨年からポットを変えたので、一回に運べる苗の本数は1/5くらいに減った。
それ以上に良い苗には仕上がっている分、全くもって苦ではない。
何度も何度も育苗ハウスと本圃ハウスをピストンした。

あらかじめ開けておいた植え穴に、ポット苗を差し込む形で植え付ける。
植え穴を開けておけば、作業はものすごく早い。

祖母、父、母、弟、そして私を含んで5人での定植作業、
3,000本弱の苗を昼メシ前に植え終える事ができた。
ちなみに、私は朝から張り切り過ぎて、軽い頭痛になっている。
恐らく軽度の熱中症だろう。
昨晩寝れずに(楽しみで?)2時過ぎまで起きていたのも効いたのかもしれない、、、
残る品種は、べにほっぺ。
植え付けは1週間後なので、
その頃には秋の気配を感じさせるくらい涼しくなっているだろう。
私のアツさはキープしておきたい ~明日もボンボヤージュ~
花芽検鏡結果
2020.09.07(20:55)
花芽検鏡日。いちごの苗達を定植出来るかどうかが決まる日を迎えた。
午前中に、改良普及センターにいちごの苗3品種を持っていき検鏡を依頼した。

直ぐに定植作業に入れるように段取りを進めつつ、結果を待った。
夕方、検鏡をしていただいた普及員の方から電話が入る。
「3品種のうち、2品種は2分期でした」。
2分期とは、花芽の進行具合の事。
要するに定植出来る状態の事を言う。
定植出来る2品種は、おいCベリーと恋みのり。
おいCベリーは予想通りに近い。
恋みのりは過去2作とも遅かった割に早い分化だった様だ。
残るべにほっぺは、7本の苗のうち1本だけの分化だった。
花芽が分化しなかった原因は不明だ。
夏の暑さ?
ポットを変えたから?
べにほっぺの苗だけは育苗ハウスに残ってもらって、1週間後の再検鏡になる。
とりあえず2品種は定植! ~明日もボンボヤージュ~
定植後の散水と根張り
2019.09.16(22:03)
いちごの苗を定植してから10日間程が経った。そろそろ苗から伸びた根が、本圃の土に張った頃になる。
苗の定植後は、発根を促す為に何度も散水をする。
株元が常に湿っている状態を作ることで、株元からの「太くて長い直根」(通称:ゴボウ根)の発生を促進する効果がある。
根張りの確認の為、苗を掘り起こしてみると、細かい根で3cm程。太い直根は5cm程伸びていた。
根張りは順調に進んでいる様子で、ちょっと安心している。
太くて長い直根は、今後の生育の良し悪しを決める重要な要素になる。
長根が有れば、強い足腰によって厳しい冬場を乗り越える事ができるが、
長根が無ければ、途中で力尽きる。(いちごが休む)
冬場にヘバってしまうと、春の実りにも影響を及ぼすので、”今”如何に多く長根を出させるかが腕の見せ所かもしれない。
発根資材(奥義)を使うなら今 ~明日もボンボヤージュ~
刺し苗の定植
2019.09.14(21:46)
今年、初挑戦している"刺し苗育苗"で育てた苗を定植した。
苗数と根張りは合格。
不合格は、夏の時期の追肥量が少なかった為か、苗自体がモヤシのようなガタイのまま定植期を迎えてしまった事。
実の初期収量を多く確保するには、もう少し瞬発力を発揮出来そうな体格に育て上げる必要があると思っている。
それに合わせて育苗資材特有の癖というか、特徴を把握するまでは一作のデータでは足りない部分もあると思う。
自己採点としては40点を付けたい。
ただ、最初から上手くいってしまったのならば、それはビギナーズラック、もしくは天才。
近い将来に大失敗を招き、どん底に突き落とされる可能性が高い。
「刺し苗に挑戦した経験は一切無駄にはならなかったぁ!」
そう実感する時は必ず来ると信じている。
次こそは! ~明日もボンボヤージュ~