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定植後の植え直し

2021.09.21(20:25)






定植後の水遣りも10日近く経った。


99%の株達は健全に成長しているが、全ての苗が健全というわけではない。
中には生育がよろしくない苗も見られる。
そういった苗はなるべく早めに予備苗と入れ替えるようにしている。


一作を通して、病害中等の重大なインシデントの早期発見は結構重要になる。
なので栽培管理の効率化には躊躇する事が多い。


なぜかというと自動化や効率化はどうしても重大なインシデントに気付ける機会を減らすから。


農園全体における必要最低限のチェック機能を維持するためにも、全て機械任せにはできない。
結局のところ人の目による判断と手による手段が栽培の要になる。


楽をしたいという欲は仕事の難敵だ ~明日もボンボヤージュ~
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定植後の水遣り

2021.09.13(21:43)



定植後のいちごの株に水遣りをしている。1日に3回だ。


定植後も、およそ2週間前後は可能な限り手灌水を施す必要があると考えている。


理由は様々あるのだが、要は早期から沢山のいちごを長い期収穫する為には必要不可欠になると言われているからだ。
家庭菜園の範囲内であれば必ずしも必要ではない作業になると思う。


当ブログも運営を始めて3年?くらいになるが、結局のところ栽培の要点は毎年同じ。
農作物の管理は、地味な連続作業を抜かりなく積み重ねられるかが最低限求められる要素だと思う。


そういえば今季は7作目ダナァ ~明日もボンボヤージュ~

定植

2021.09.10(23:24)



乾いた風がビニールハウスに吹き込んでくる秋の季節を感じるこの頃。


本圃ハウスの高設ベンチに、新たないちごの苗を植え付け終えた。
いちご栽培の大きな節目である定植である。


昨年の今頃から作り始めた数百本の親苗から始まり、1年がかりで数十倍に苗を増やした。

途中、枯れてしまった親苗や、

病気によって枯れてしまった苗もあった。

1年の間に色々な出来事があった。

当初の品種構成や本数とは少し変化はあるが無事に約1万本を植え付ける事ができた。

実に感慨深い。


いちご栽培歴的には大きな試練を1つ乗り越えたワケなので、チョットだけ安心している。


ちなみに、苗作りの半分は私の弟の管理によって作られた苗達になる。(苗作り2年目かな?)
良いいちごが成ってくれる事を楽しみにしている事だろう。





新たな門出 ~明日もボンボヤージュ~

花芽検鏡と植え穴

2021.09.08(22:02)
今年も、いちごの苗を植え付けられるかどうかの"花芽検鏡"を農業改良普及センターにお願いしてきた。





花芽検鏡は、1本の苗につき20~30分程かかるそう。
1品種なら割とすぐに結果が判明するところだが、今年の当園は6品種の依頼である。
花芽分化の精度を上げるために各品種3本づつ検鏡をしていただいた。



結果によって品種の定植順番が決まってくるので、本圃の培土には予め植え穴を空けて準備しておくようにしている。





言わば段取り。
定植作業は、いちご栽培の本に書かれている通りに基本を忠実に守る事が成功への近道だ。



花芽検鏡の結果…
全品種が花芽分化していた。


花芽検鏡をして下さった担当者からも、


「もー植えてっていーですよー」


とお墨付きをいただけた。


全品種の分化が揃うとは過去に類を見ない結果ではあるが、定植の安全日である事に変わりはない。
花芽分化の結果から今シーズンの早期収穫の絵が思い浮かんでくる。
胸を躍らせる気持ちを可能な限り抑えながら、シッカリと1本1本植え付けてあげたい。


明朝は目覚ましイラズかな? ~明日もボンボヤージュ~

新品種の定植へ

2020.10.03(20:17)



新品種を定植した。

この品種は、一般的な品種と違って元々収穫開始時期が遅い。

親苗を販売している会社から聞いたのだが、
早く植え付けると逆に収穫が遅くなるといった特性があるらしいので、

今くらいがちょうどいいのかも。


多品種のいちご栽培は、
全ての栽培工程を品種に合わせて管理をするのが理想的だが、
増やし過ぎると管理が疎かになると思う。

品種の選択には毎年頭を悩まされているが、
単純にお客様からの支持が多い品種で固めていきたい。


お客様からの声が聞けるのを楽しみにしています ~明日もボンボヤージュ~
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洗濯バサミ

2020.09.21(20:57)
定植してから1週間の間、朝昼夕方の3回の手灌水をしている。

その際に、"気になる株"も多く見つかる。

せっかくなので洗濯バサミでマーキングし、正常になるまでは特別に管理する。





定植してから1週間で、ポットの根が高設ベッドの培土に根を張ってしまう。

それまでであれば植え替えが可能となる。

細かい上に手間がかかる作業ではあるが、来年の6月までの長期的な栽培になるので、初動は大事だと思う。


やるかやらないかで大きな違い ~明日もボンボヤージュ~
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一歩

2020.09.16(21:10)
べにほっぺの苗を全て植え付け終えた。

これで高設ベッドの95%にいちごの苗を定植した事になる。(残りは新品種





3月に植え付けた親苗から約半年。

ようやくここまできた!といった感じ。

なかなかの達成感がある。


ちなみに私の持っているiPhoneに、万歩計の機能が備わっている。
苗を育苗ハウスから本圃ハウスに運び、植え付け終えるまでの2日間で48,000歩、歩いたらしい。





定植作業を手伝ってくれた弟も同じくらい歩いていると思う。

そして、両親と祖母の歩数を合わせたら一体どれ程の歩数になるのか、、、

感慨深い。


赤い実を目指してまた一歩 ~明日もボンボヤージュ~
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緑一色

2020.09.15(20:46)
まだ、本圃ハウスに定植していないいちごの品種がある。


当園の主力品種であるべにほっぺという品種だ。


全部で約7,000株くらいある。




先週、花芽分化の検鏡をした結果、ほぼ未分化だったので、
1週間後の今日、再検鏡してから定植をしようと思っていた。


「1週間も待ちゃあ分化するだろう曇天で気温下がるし」


と思い、今日の検鏡の間に見切り発車して苗達を本圃ハウスにせっせと運んだ。


昼過ぎに検鏡の結果が出た。
苗の半分が未分化だった。


予想は大きくハズれてしまった。


恐らく、9月の台風到来の影響で夜の気温が下がらなかった事が大きい。(かもしれない


自宅の庭の"ヒガンバナ"が咲いているのに未分化とは、、、?


本当は、未分化の苗を植え付けるのはいちご作りとしては型破りなので、本来はイケナイ事。


でも週間予報を見る限り、曇天と低温が続く。


定植後も花芽分化は進むので、植えちゃってもいいかも。


見切り発車の上に見切り発車になるが、もう4~5日も待てる程ヒマじゃない。


植えちゃおう ~明日もボンボヤージュ~
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発根中

2020.09.13(17:57)
定植後の水遣りの際に、ひと株ひと株観察していると、蕾が出てしまっている株が出てくる。


こういった株は苗があるうちに植え替えをする。





ふと根を見ると、発根が進んでいる。


1センチ程、白い根が伸びている。
この新しい根が寒い時期の生育を支えていく。


曇天続きは心配 ~明日もボンボヤージュ~
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定植!

2020.09.09(20:58)
定植を始めた。

まずは花芽分化が確認された2品種の、
おいCベリーと恋みのりから。




昨年からポットを変えたので、一回に運べる苗の本数は1/5くらいに減った。

それ以上に良い苗には仕上がっている分、全くもって苦ではない。

何度も何度も育苗ハウスと本圃ハウスをピストンした。





あらかじめ開けておいた植え穴に、ポット苗を差し込む形で植え付ける。

植え穴を開けておけば、作業はものすごく早い。





祖母、父、母、弟、そして私を含んで5人での定植作業、

3,000本弱の苗を昼メシ前に植え終える事ができた。



ちなみに、私は朝から張り切り過ぎて、軽い頭痛になっている。

恐らく軽度の熱中症だろう。

昨晩寝れずに(楽しみで?)2時過ぎまで起きていたのも効いたのかもしれない、、、


残る品種は、べにほっぺ。

植え付けは1週間後なので、
その頃には秋の気配を感じさせるくらい涼しくなっているだろう。


私のアツさはキープしておきたい ~明日もボンボヤージュ~
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プロフィール

北上いちご園農園主

Author:北上いちご園農園主
岩手県北上市にある観光いちご園、北上いちご園農園主のブログです。

このブログは、元船乗りを経て2014年に新規就農した農園主が、
農園の様子や、いちご作りの様子等を紹介しています。


※ボンボヤージュとは、
船出の際、「よき航海を!」
と、旅立つ人々への挨拶です。

ホームページは、下のリンクにあります。

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