勇敢な兄ちゃん
2022.02.13(20:22)
昨晩の21:30頃。私はいつものように週末の入眠儀式を経ていた。
さあて寝るかぁ、と部屋を換気している出窓を閉めようとしていた。
その時に気付いた。当園の駐車場で重機が奏でるようなエンジン音に。
駐車場には、育苗ハウス建設の際に借りていたバックホーが燃料系凍結トラブルによって1ヶ月以上鎮座しているまま。
直感的に誰かが動かしているように感じた。
業者が取りに来た→こんな時間に?
泥棒が盗りに来た→こんな時間だから?
週末に早々と寝てしまうもう1人の"自宅警備員"の弟に速攻LINEを送る。
私「なんか駐車場でバックホー動かしてるやつおる」
弟「まじか」
私「みてくる」
私は真実を確かめる目的で、懐中電灯片手に向かった。

【明朝05:30撮影】
現場に向かい、パッと見た瞬間、乗用車が田んぼにハマっていた。
そして大型のブルドーザーも田んぼハマっていた。
・・・バックホーは無事に駐車場に鎮座していた。
恐る恐る、ブルドーザーの横で右往左往している人へ足を震わせながら歩み寄った。
するとコワモテの兄ちゃんだった。

※私目線のイメージ
兄ちゃんはこう語った。
兄「いやー除雪に行こうとしたら車ハマってたんで、助けようとしてハマりました!でも助け呼んだんで大丈夫です!お騒がせしました!」

翌日、なかなかゴツめの男衆が10人程集まり救出作業。

昨日の兄ちゃんはなかなかイカツめの親分に怒号を浴びせられて頭を抱えていた。
良い事をしようとしたのに本当に可哀想だった。
これで今シーズンの"魔の道路"の犠牲車は通算で13台~14台くらいになってしまった。
ミイラ取りがミイラになるケースは今季初となってしまった。
農園の前の道路を通る際はくれぐれも気を付けて欲しい。
どんなに大変な目にあったとしても人助けの心は忘れないようにしたいものである。
勇敢な兄ちゃんだった ~明日もボンボヤージュ~
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7度目の救出劇
2022.01.19(20:40)
農園の前に一本の道路がある。幅3メートル、距離は約300メートルの一本道。
いちご狩りのお客様が必ず通るあの道である。
昨年程の積雪ではない?が、今年も車が立ち往生する姿が後を絶たない。

今回は当園の生命線である暖房機の燃料を運んできてくれるタンクローリーがハマった。
(※2回目)
仲間の灯油を運んでいるタンクローリーが応援に駆け付け、綱引きをして救出。
トラックはベテランの運ちゃんが多いイメージだが、ハマる時はハマる。
自然相手に経験則を持っても太刀打ち出来ない事もあるのだ。
これで"魔の道路の犠牲車"は7台目。
乗用車にユニック、タンクローリー等々、
そのうち、3~4台は父のトラクターで救出した。
降雪が落ち着くのは二十四節気の「雨水」の頃なので今日でちょうど1ヶ月になる。
雨水まで耐えられれば日中の気温で道路の路面は黒色になってくる。
30日…1ヶ月…気付いたらあっという間に過ぎ去ってしまうとのではないだろうか?
明日は大寒、峠は越えそうだ ~明日もボンボヤージュ~