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親株の育苗棚作り 残業②親株設置へ

2022.04.10(21:07)
新しい育苗ハウスに、冬越しを終えた親株のプランターを運び込んでいる。

全面床清掃を終え、全てが整ったクリーンネスなハウスに親株を迎え入れる。なんとも感慨深い瞬間だ。


※ちなみに施工後の床の掃除は結構重要。
工事による細かい鉄クズが床に散らばっていたのだが、その鉄クズを床に放置した場合、
夏場に鉄クズが電熱コイルのような働き(白熱電球のフィラメントが光るやつ)をし、床に張ってある防草シートを焦がして穴を開けてしまうそうだ。
つまり施工後の仕上げは大事らしいっす。





プランターを高さ約140cmの位置に一個一個セットしている。プランターはなかなか重い。

いちごを想うあまり、フルパワーで行った作業の反動は少し気にかかるが、筋肉痛は2日後だろう。まだまだ頑張れる。





親株は来シーズンの"元"というか"種"のようなもの
なので、もの凄く大事な要素である。

親株から続々とランナーが伸びてきているので、移動作業によるランナー折損の前に急いで設置したところだ。

それにしても、一冬賭けてきた上での達成感が何とも言えない。


最高の仕事だった ~明日もボンボヤージュ~
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親株の育苗棚作り 残業①

2022.04.05(18:50)
前回、完で幕を閉じたと思う親株の育苗棚作り。


ここからは残業編。


排水管の埋没によって切り裂かれた防草シートを隠す作業へ。






仮留め



もう慣れたもん



通水テスト良好?


親株の為にも親株のプランターを設置したいところだが、最後の床掃除が残っている。


焦りは禁物 ~明日もボンボヤージュ~

親株の育苗棚作り 完成

2022.04.02(21:32)
先月末日が期限の消費税申告。
滑り込みで終え、期限はとうに過ぎた棚作りの完成へ。





ところでデスクワークはどうも性に合わない。
椅子に座ってジッとしてられる能力のある人向けだと痛感した。

学生時代に教科書を枕にしたり、そもそも枕を持って通学するようなタイプの人や、
教科書のページの折り目、蛍光ペンでなぞった要点の数よりも教科書へのヨダレの痕が多かった人は向かない仕事だ。



さて、前置きはこの辺で、
棚の排水管の接続が終わり、ほぼ形になったので作業の様子を見てください。


まずは雨おけの固定。面倒なのでインシュロックタイを使った。3年は使える。



インシュロックタイの接続を間違った場合は、刺繍針のような尖ったものでやり直せる。






在庫の排水管を使って仕上げる。



採寸して裁断。



パーツと糊付け①



パーツと糊付け②



ベンチの落とし口に合わせて配置。



雨おけの落とし口に合わせて調整。



パイプを地面と隔離するのは地震対策として。



排水管を掘った土で埋め戻す。



防草シートの仕上げは次回かな。



プランターの水は雨おけに落ちるはず。



うん、美しい。



棚の勾配はフラットに施工した。よって水勾配もフラット。



雨おけのエンドを止める。



接着剤余りそうなので多めに使って確実に接着。



だいたい水平!



グッドジョブ!





長い戦いだったがほぼ完成。節約を手伝ってくれた弟には臨時報酬を。


このご時世、値上げばかりで誰もが大変な思いをしていると思う。
育苗棚作りも、節約の為に自分で施工したわけだが、今回わかったのは書類や経理こそ他の人に頼むべきだなと。
得意な事は得意な人に任せる事の合理性と重要性を理解できた。
その方が結果的に安上がりで、なにより体にも良く精神的にも楽だろう。クリエイティヴな発想にも余裕が持てるしそもそも論、体や精神を壊してしまったら本末転倒なのだから。


もっと気楽にいこう


育苗棚作り 完 ~明日もボンボヤージュ~

親株の育苗棚作り 仕上げ②

2022.03.27(21:26)
前回の、親株の育苗棚作り 仕上げ①で語った在庫組み合わせケチケチ作戦だが、熟考した結果"約3年後に詰む"ということが分かったので急遽取り止めた。


親株プランターの排水路に在庫品のシートを使おうと思ったが、強度やメンテナンス、水勾配、耐用年数、何より親株への過湿、過熱を避けなければいけない事(役人っぽい言い回しで申し訳ない)を考慮した結果、住宅に使われている雨どいを使用する事にした。


あれです、今日の大相撲千秋楽と同じで、詰めが甘いと全て台無しになるということです。

写真撮りまくったので、写真で語ってみます。
ゆっくりしていってください。



思い立ったら最寄りのホームセンターへ。



雨どい売り場。



住宅用ってだけあって上質。
3.6mでこの価格なので雨どいの採用に至りました。

※塩ビ菅で代用すれば半額、でも200mもの長さを垂直にカットしたい人向け。



その場で適当に計算して資材を揃える。



接続部材等々も。※現時点でのイメージでは余らない



ーーー資材を取り揃えて施工へーーー



まず排水菅埋没設置のために防草シートをぶった斬る。


とりあえず最終排水口の位置は、排水口1個にするなら中央への配置が最もリスクの低い選択になる。

最終排水口は、とりあえず中央とする。
※ダメなら後で増やそう



排水菅埋込位置の穴掘り①



穴掘り②



排水菅落とし口の位置決め、長さ測定。



測定した長さで塩ビ菅をぶった斬る。



【重要】仮設置テスト。ここで問題発生。


あっーー


102cmを2本作る謎のミス。


泣く泣く127cmを113cmにカットしとりあえず代用した。
1番最後のパイプである127cmは仮止めテストをスルーしているので、最悪足りないかもしれない。
残機は残っていない。。。



これが雨どいの集水口。
まるでカタログ写真のよう。



集水口取付イメージ①



集水口取付イメージ②



集水口、排水菅取付イメージ。



雨どい"用"接着剤。(用=だいたい利権)



この際なんでケチらず使おう。



これ見てどう思いますか?綺麗でしょう!滴が!



日が暮れてさすがに眠くなってきました。
底力の出番です。



集水口への落とし口加工。ハサミで切って指で折る。



集水口取り付けイメージ。ここにプランターの排水が集まるわけです。



大詰めは次回へ。。。


つづく ~明日もボンボヤージュ~

親株の育苗棚作り 仕上げ①

2022.03.24(20:30)
冬越しを終えた親株のプランターを育苗棚に設置する時期が近い。





今年で3回目の親株の冬越しはまあまあ上手く管理できた。死んだ親株は50本あるかないか。進歩はしている。


冬場から新設している親株専用の育苗棚の完成を終えていなかったので仕上げに入る。
当然片付けもまだ。結構仕事に押されていてだいぶヤバい。





パイプの端へのキャップの取付。

キャップがないと服が破けるらしい。
穴の空いているズタボロの服しか着ない私にはいらない保護具だと感じたが、見積りに入っていたのでとりあえず取り付ける。











排水桶の取付テスト。



(投資資金枯渇なので在庫のシートを代用)


DIYとは、できる限り手持ちの道具と資源で短時間で施工出来て、見栄え美しく尚且つ長持ちする物を作れるかどうかの頭の体操だと勝手に美学化して楽しんでいる。


いい出来だ! ~明日もボンボヤージュ~

親株の育苗棚作り 3、4列目へ

2022.02.14(20:45)
今月中に完成させたい親株の育苗棚作り。


来シーズンの苗作りに必要なポットの土詰めも控えているので一気に進めている。


本当は今月中にポットの土詰めも全て終わらせておきたかったのだが、どちらかというとチームの団結力が優先である。
なので、ゆるいペースで事を運んでいる。
その方が結果的に早いのかもしれない。





さて、作業の方は事前に白色のチョークで床にマーキングし、カッターで➕字に切り込みを入れ、ソコ目掛けてパイプを打ち込む。

チョークを握ったのは高校以来で新鮮味を感じた。





そして、弟と共に脚立の上に登ってパイプをハンマーでぶっ叩きまくる。





高さ約140cmに水糸を張り、パイプの高さを均一化したところで夕暮れ&体力のバッテリーが切れる。


陽が沈みかけていた頃、ハンマーの音に気付いたのか農機具屋と商談を終えた父がタバコ片手に視察に来る。


父「だいぶ進んだなー。あ、農機具屋の◯◯は帰り際何か言ってたか?」


私「弟が彼女作れよ!って言われたんだってさ」


近年、私の耳にタコが出来るくらい聞いてきたフレーズは"彼女"だ。
バレンタインデーくらいは聞きたくないところだった。


弟は置いといて、私はコロナ前から会う人会う人にこういった"マタハラ"を受けてきたので完全に耳は拒絶していた。

そういった意味においては、コロナ禍が私にとって非常に都合が良かったりするのだが共感する者は何故かいない。


さ!今週中に完成させっぞ ~明日もボンボヤージュ~

親株の育苗棚作り 2列目完成

2022.02.10(20:11)
育苗棚の2列目を完成させた。


試作棚を作った事で、総投入労働時間10時間くらいで1列の棚の95%程を作れるくらい効率的になっている。


計算してみると、アウトソーシングの時給換算で5,000円の仕事に相当する。自分らでDIYする事が如何に安上がりなのかがわかる。





弟が撮影してくれた私の作業風景を載せておきます。
需要は皆無だが、なかなかサマになってると思う。


もし転職する機会があったら鳶か大工もいいなと思いました。


残る棚は2/4列だ ~明日もボンボヤージュ~

親株の育苗棚作り 2列目

2022.02.09(21:07)
親株専用の育苗棚、2列目の施工を始めた。











全部で4列の棚を作るのだが、2列目となると要領が分かるので施工スピードは倍速だ。


設計者いわく、4列目は爆速施工で終わってもう1回作りたくなるらしい……?
恐らく達成感効果だと思うのだが今のところ1ミリも感じていない。たぶんまやかしだろう。


育苗棚作りは1人で作業しているわけではなく、弟と共同で作業している。
そこでモチベーション、メンタル維持のために
パーツ産業するぞ!と3回唱えてみたり、
ディアゴスティーニ♪等のくだらない歌を口ずさんで地道に組み立てている。


黒縁の四角い眼鏡をかけてド真面目に仕事をするよりも、ラジオや音楽をかけながらの施工の方が意外と早かったりする。


怠け者ほど仕事"は"早い? ~明日もボンボヤージュ~

親株の育苗棚作り 試作棚完成

2022.02.01(20:34)
牛歩ペースでこしらえている育苗棚。


ようやく試作となる育苗棚を1列完成させてみた。


育苗棚は、全部で4列作らなければならない。
作業スケジュール的に夏場に使う苗のポットの土詰めも控えている為、2月半ばまでには完成させておきたい。





以前、問題だった筋交の入れ方は解決し、教えてもらった通りに配置してみた。


要するに横揺れに耐えられればおkということで、細かい強度等の部分は現場での判断でしかない。








自分達で棚を製作していて思ったのだが、震度5強クラスの地震になると、若干不安な構造ではある。


長さ25メートル、幅30センチの棚の上にプランターが列を成す。プランターの重さは1列合計で約400~500キログラムになる。


毎年4月~8月までの間に大地震が起こらない事を祈るような構造だ。


不安は完全に払拭できるものではないが、製作で得た構造の把握や組み立てスキルによって、臨機応変に対応ができるだろう。
その度に"パーツ産業"できる能力が要る。(これ分かる人いるかなぁ、地方ローカルネタが。)


パーツ産業CM


常に不安は付き物、対処方法も付き物だ ~明日もボンボヤージュ~

親株の育苗棚作り ビス留め

2022.01.28(17:03)
昨日の筋交問題、設計者が来て無事に解決し、
お陰で今後の道筋がハッキリと見えるようになった。


さて、棚の上部の横パイプを固定する為に、ピアスビスというネジを打っていく。


水平器で水平を確認しながら。








ビスを10本打ったところで、誤って自分の掌にビスを打つというドジを踏んだ。


見習いの大工だったら間違いなく大将にこう怒られるだろう。


「自分の手に打ってどないすんねん!打つのは骨材やろーが!ボ●!」


というわけで作業は強制終了した。


慣れない仕事はいつもこうだな ~明日もボンボヤージュ~
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プロフィール

北上いちご園農園主

Author:北上いちご園農園主
岩手県北上市にある観光いちご園、北上いちご園農園主のブログです。

このブログは、元船乗りを経て2014年に新規就農した農園主が、
農園の様子や、いちご作りの様子等を紹介しています。


※ボンボヤージュとは、
船出の際、「よき航海を!」
と、旅立つ人々への挨拶です。

ホームページは、下のリンクにあります。

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