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おいCベリーの種浮き果

2019.12.09(20:57)
おいCベリーの真っ赤な果実。

ハウスの南面で見つけた。



丸一日中、太陽の光を浴びた果実は、
果実温度が上昇し易い。
光合成した栄養素は、温度の高い部分に多く送られる為、果実温度が高くなれば、糖度も高くなり易くなると考えている。

このおいCベリーの果実だが、よく見ると"種"が浮いている。俗言う、

「種浮き果」である。

種浮きの原因を忘れてしまっていたので改めて調べてみると、

ーーーーー
"種浮き果"

果床組織の細胞肥大が劣る「種浮き果」の発生は、極端な高温や低温、養分欠乏などさまざまな要因によって誘発される。
発生には品種間差が認められるが、草勢が低下するととくに発生が増加するとされている。
ーーーーー
(引用元 いちご大辞典 障害と対策 種浮き果)

おいCベリーは、ハウス内が乾燥した条件で種浮き果が多く発生すると記憶している。
恐らく、ハウスの南面の場所は日光が多く集中する為に乾燥し易くなるからだろう。

見た目はトゲトゲしいが、味はスウィートだと信じたい。 ~明日もボンボヤージュ~
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硝酸イオン濃度を測定してみた

2019.10.24(19:55)
現在のいちごの株に、どれほどの硝酸が蓄えられているかを検査した。

検査には、「硝酸イオンメーター」を使う。
作物から絞った汁を入れると、硝酸イオン濃度が数値化される機器だ。



いちごの場合、展開した新葉から数えて3枚目の葉の茎から絞り出した汁を計測する。(数値が1番安定する)



いちごの茎をハサミで細かくし、ニンニク絞り器で絞る。





絞った汁を硝酸イオンメーターに垂らす。(最低4滴以上)





検査の結果、現在の硝酸イオン濃度は、3,200ppm。
時期としては気持ち高めの数字になる。

経験や勘のみの栽培だけではなく、数値化した栽培は未来的に大事になると思う。

人間は嘘をつくけど、数字は嘘をつかないっていうよね ~明日もボンボヤージュ~
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硝酸イオン濃度の基準値

2019.10.23(21:13)
いちごの体内の硝酸イオン濃度には、栽培の時期によって基準となる値がある。

11月~12月は、2,500~3,500ppm。
1月は、1,500~2,500ppm。
2月以降は、1,000~2,000ppmらしい。

ただ、これらの値は、"いちごの研究者が20年以上前に算出した値"で、現代の栽培に役に立つかどうかは不明だ。
実用的なのかどうかまでは分かっていない。

ただ、硝酸イオン濃度をマメに測定しておく事は、後々何かに繋がるかもしれない。

測ってみるかなー ~明日もボンボヤージュ~
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いちごの副葉と硝酸イオン濃度

2019.10.22(21:59)
いちごの新葉に、副葉が付いている。

4品種全てに見られている。



この副葉は、現在のいちごの株の体内にある、
"硝酸イオン濃度"(簡単に言うと肥料分)
によって出現する葉で、「福葉」や、「銭袋」とも呼ばれていて、いちごを作る人にとっても、いちごを食べる人にとっても良い葉と言われている。

いちごの体内の硝酸イオン濃度が600~800ppmの範囲内に収まっている時、
いちごの茎に副葉が出現するそうだ。

硝酸イオン濃度が高過ぎたり低過ぎたりすると出現しないそうだ。



上の写真に示す通り、現在の硝酸イオン濃度は約800ppm。
もう少し硝酸イオン濃度が下回ると、矢印下の600ppmの所に副葉が付くそうだ。

栽培期間を通して、この硝酸イオン濃度が適正範囲内を推移し続ける事が、最も望ましいらしい。

理想は、硝酸イオン濃度1,100ppm以下だそう。

続きはまた ~明日もボンボヤージュ~
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栽培システムと根の環境

2019.07.14(23:09)
当園のいちごは、高設栽培という栽培システムで育っている。

高設栽培とは、地面から切り離した場所で作物を育てる栽培方法で、国内だけで何十種類もの栽培システムが存在し、栽培層の形状、土、水、肥料の組み合わせだけでも、何通りも存在している。
高設栽培の中には、土を使わない栽培方法、「水耕栽培」もある。

この多くの栽培システム。
栽培には、

「作物の根が水を吸えばOK」

と言うことになる。

ただ、栽培システムだけで、高品質の作物が育つ訳ではない。

「土が良いから美味しい。沢山採れる。」
「水が良いから美味しい。沢山採れる。」
「肥料が良いから美味しい。沢山採れる。」

と、そんな単純に結論付けられる訳ではないのだ。
半分正しいかもしれないが、半分は間違っているとも言える。

栽培システムと作物の品質の因果関係はない ~明日もボンボヤージュ~
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いちごと収穫時期のコントロール

2019.05.06(21:58)
農業には、収穫時期のピークが存在する。
種を蒔いたり、苗を植えた後は、収穫までの日数が積算温度などでおおよそ決まっている。

いちごの場合、一作の収穫時期が約半年間と、作物の中でも収穫期間が長い作物。

しかし、瞬間的に多くのいちごが実ると、一定期間いちごが無くなったりする。
いちご農家の業界内では「成り疲れ」と呼ばれている。
一気に実った分だけ、株の体力を蓄える充電期間が必要になると言われている。

人間に例えると、寝不足、筋肉痛、二日酔いと、目先の事を優先すると、後で反動が来る。
いつの時代でも同じ事を人間が繰り返している、、、どうして歴史は同じ事が繰り返し起きてしまうのだろうか?

恐らく、一撃系の手段を選択するのには魅力があるからだろう。
それは、農業でも同じなはずなので、一撃を狙った生産方法には、もの凄い興味がある。
もし、収穫期間の分散を望む場合でも、こちらを知る事が近道になるのかもしれない。

有りそうだけど無さそう ~明日もボンボヤージュ~
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収穫マット

2018.12.11(20:54)
いちごの収穫コンテナに敷くマットを用意している。



当園の直売所のいちごは、完熟果のみ収穫する。
柔らかい品種が多いので、果実が潰れ易くデリケートになる。

少しのキズが、鮮度を下げる原因になる。
収穫時点での傷みは極力少なくしたい。

そこで、厚さ5mmのスポンジ製マットを使用している。
収穫コンテナ専用のマットがないので、(何故か)特注品のマットを収穫コンテナに合わせてカットして使っている。

もちろん毎年新品 ~明日もボンボヤージュ~
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ポータブルPH、ECメーター

2018.11.05(20:47)


いちごの養液栽培には欠かせない道具、PH、ECメーターである。

PHは、水が酸性なのかアルカリ性なのかを数値化したものだ。
作物によって最適な値があり、
いちごは5.5~6.5の間の範囲内で、最も栄養分をバランスよく吸収する。
範囲外になると、鉄分を吸収しにくくなったり、マグネシウムといった微量要素が不足してしまう。

ECは、電気伝導率と呼ばれ、簡単に言うと液体や土壌中の肥料成分の濃さを数値化する。
与えた肥料水と、廃水の肥料成分との差を知ることで、肥料分が不足しないようにコントロールできる。

PHやECの計測は、いちごの状態が数値になって表れるので、毎日の計測が欠かせない。
葉を取った時期や、根が伸びている時期、根が伸びなくなった時期、株が疲れた時期、復活し始めた時期までも分かる。

必須アイテムだ ~明日もボンボヤージュ~
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捕獲せよ

2018.10.27(20:56)
粘着シートを設置した。
いちごの生育に悪影響を与える虫を捕獲する為だ。



強力な粘着剤が塗られている黄色いシートは、虫が好む色になっている。
いちごに飛来する虫を、農薬を使わずに撃退してくれる。

人にも優しく、ミツバチにも優しく、環境にも優しい。

ナイスなアイテム ~明日もボンボヤージュ~
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2回目の分化時期

2018.10.22(21:02)
定植後、約1ヶ月が経過し、無事に1番目の花が出蕾(しゅつらい)した。
これから約1ヶ月間隔で、2番、3番、4番と、花芽の分化が進んでいく。

現在は2番目の花の分化時期になる。
いちご栽培では、2番目の花が、年間の収量を最も左右する大切な時期だ。
2番目の花芽分化が遅れると、1番目の花が実り終わった後、実が無い状況が発生する。
いちご業界では、「中休み」と呼ばれる現象である。

レアなケースになるが、3年前の2015年。
記録的な残暑によって、全国的に10月~11月の気温が高い時期があった。
高温によって1番目のいちごが早く実り、高温によって2番目の花の分化が遅れた。
その後の低温によって1ヶ月間いちごが実らなかった事例がある。

いちご栽培の基本であり理想なのは、年間を通して気候の逆の管理を実行できる事だと思っている。

逆張りは大好き ~明日もボンボヤージュ~
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プロフィール

北上いちご園農園主

Author:北上いちご園農園主
岩手県北上市にある観光いちご園、北上いちご園農園主のブログです。

このブログは、元船乗りを経て2014年に新規就農した農園主が、
農園の様子や、いちご作りの様子等を紹介しています。


※ボンボヤージュとは、
船出の際、「よき航海を!」
と、旅立つ人々への挨拶です。

ホームページは、下のリンクにあります。

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