夜間の除湿について
2018.11.30(21:45)
夜間のハウス内は湿度が高い。高湿度は、病原菌にとって"適した環境"だ。
ハウス内環境制御の視点では、本来の作物栽培の趣旨から大きくズレ、病原菌を培養するハウス内となっては本末転倒であろう。
そこで、夜間の除湿が必要になる。
除湿方法の中でも、寒い期間に最も有効な除湿方法がある。

それが、「内張カーテンちょい開け」である。
ハウス内と外気との気温差が5℃以上あれば、外張りのビニールの内側に結露が発生する。
冷たい飲み物が入ったグラスの外側が結露する原理である。
株を健康に保ちたい ~明日もボンボヤージュ~
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2番花のつぼみ
2018.11.29(17:28)
2番花のつぼみが見えてきた。10月中旬頃に花芽分化した花だ。

2番花の特徴は、一作の中で最も大粒になる傾向がある。真冬の寒さによってゆっくり肥大する時期でもある。
大粒の果実がお好みの方は、12月下旬と、2月初旬頃がチャンス!
実(じつ)は、実(み)は、寒い時がいいんですよ!
うん、寒い ~明日もボンボヤージュ~
恋みのり 果実の特徴
2018.11.28(20:00)
恋みのりの果実が形成されてきた。
果形の特徴は、いちごの品種の中でも珍しい「丸形」で、徐々に丸みを帯びた果実に膨らんできた。

大粒の実の割合が多い品種と言われているだけあって、花びらの枚数が多く、花びら1枚が大きく真っ白な花だ。(デカい実が成る特徴!?)
面白くなりそう ~明日もボンボヤージュ~
早朝加温と葉の気孔
2018.11.27(18:13)
いちごハウス内の温度管理の中で、暖房機を使う場面がある。「早朝加温」である。
読んで字の如く、朝の時間帯に加温する。
早朝加温がない場合、日の出と共に太陽光のエネルギーで急激にハウス内の温度が上昇する。
急な温度変化は、作物にとってあまり良いことではない。人間だって、5℃以上の温度変化にストレスを感じる。それと同じ事だ。
急激な温度変化は、湿度も変化する。
湿度の急激な変動は、葉の裏の気孔(呼吸するところ)が閉じてしまう。
1度閉じた気孔は、2時間は開かないので、急加温、急換気はご法度なのだ。
要するに、光合成の効率が低下するので、果実の品質を下げる原因になるのだ。
ダメ、ゼッタイ ~明日もボンボヤージュ~
ミツバチ追加
2018.11.26(21:12)
今月の1日にミツバチを導入した。が、寿命を迎えてしまった。
毎年、開花初期の頃は巣箱の寿命が短い。
なぜなら、ハウス内に花粉が少ない状態なので、幼虫が上手く育たない。
新たな働きバチも産まれないので、ハチが足りなくなるのだ。
それに比べてトマトやナスなどの作物は、花粉の量が多いので、いちごに比べて倍程の期間も長持ちするそう。
良い花を咲かせる事は、巣箱の寿命にも関わってくる。
2箱目いこう ~明日もボンボヤージュ~
ダニを食べるダニ
2018.11.25(20:56)
いちご栽培において、最も手強い敵が存在する。「ダニ」だ。
ハダニとも呼ばれていて、いちごの葉の裏に寄生し、葉を食らって生きて行く生物だ。
体長は0.3ミリ程で、注意深く観察していても肉眼で確認出来るかどうかの大きさである。
クモの種類に分類され、素早い移動速度と、風に乗って移動する事も出来る俊敏性を兼ね備えている。
更に、世代交代が早く、約10日程で新しいダニ君が産まれる。気付いた時には葉が食べられて手遅れ、、、といったケースも多い。
全国的に農家がwantedしている敵だ。
だがしかし、ダニ君にも天敵が存在する。
それが、「ミヤコカブリダニ」と、「チリカブリダニ」だ。
ダニがダニを食べる習性を持った、言わば「天敵」と呼ばれる助っ人だ。
注文した天敵を、葉の上に撒いていく。

木のおがくずの中に含まれている天敵達が、数週間で本舗に定着する。
安全な生物農薬 ~明日もボンボヤージュ~
スキマ風対策
2018.11.24(20:50)
日に日に寒くなってきている。先日、北上市では初雪も降った。
これから春まではハウス内を温かくしたい。
混入する冷気を防止するために、ハウスの換気部に張ってあるマイカー線を張り直した。

パンパンにマイカー線を張っても、1年もするとかなり緩む。経年劣化によって、強風で切れる箇所も多くなった。
西風を強く受け易い場所は、冷気の混入も多いので、テープで隙間を無くす。

温室管理を3年経験して分かったが、ほんの少しの隙間でも保温性は違ってくる。
今作は大丈夫 ~明日もボンボヤージュ~
果実結実中
2018.11.23(20:00)
受粉を終えたいちごの花が結実し、肥大が進んでいる。真っ赤な完熟の果実に向けて。
上の写真は、「べにほっぺ」である。
水分、養分、受粉とトラブルなく適切に管理出来たお陰で、綺麗な果形の果実になりそうだ。
年末のギフトに期待出来そうである。

こちらは「おいCベリー」。
開花も早かったので、最も早く実る予定だ。
果実の大きさも他の品種に比べて先行しているので、1番最初に実るのは間違いないだろう。
このワクワクがたまらない ~明日もボンボヤージュ~
井戸掘削決定
2018.11.22(20:26)
今年中に、新たな井戸を掘ることにした。井戸屋さんに相談した結果、まずは地質調査をしてみることにした。
地質調査は、直径50ミリ程の細いパイプを使って、地層を調べる掘削になる。
計画では30メートルの深さまで掘ってみるつもりである。
地質調査掘削の特徴
①.安価
②.水脈の有無の確認
③.水量によっては使用可能
水が湧きにくい地域での掘削手段としては、最もベターな選択だと考えている。
特に、水が湧いた場合でも使用出来る点が大きいので、決断に至った。
計算上、最低でも毎分5リットルの水量が確保出来れば使用可能だからだ。(貯水タンクがあれば毎分1リットルの水量でも使える)
掘削中に水が湧くと予想される最大のポイントは、「砂の層」が確認出来れば水脈は近いそうだ。
砂金の金脈でもいいよ? ~明日もボンボヤージュ~