苗作りの研修へ
2020.06.29(23:57)
今作から新しい苗作りに挑戦している。昨年、先輩いちご農家さんの苗作りを1日だけ手伝わせていただいた。
昨シーズンの一部の苗作りに挿し苗という方法で育てた苗を栽培してみたが、結果的に上手くいかなかった。
反省点が多く残ったまま、全ての苗作りを行うわけにはいかないので、今年も先輩いちご農家さんの苗作りを手伝わせていただいた。

さすがはベテランのいちご農家さんで、
一株の親株から50本近い良い子苗を確保していた。
良い子苗というのも、
今の時期にポットに固定する苗の大きさや、
葉の枚数、
そして発根状態、
挿し苗に適する天候と水遣り頻度、
作業の流れと段取り、
挿し苗育苗の基礎~応用までみっちりと教えていただいた。
昨年、当園が挿し苗で育てた苗数は360本だが、
今年は約12,000本を全て挿し苗で育てる。
当然、失敗は許されないので私も本気である。
先輩の農家さんの地域では、いちご農家仲間が多く、共同で挿し苗作業をする。
今回集まった合計人数は私を含めて11人。
昨年も一緒に作業をした方とも再会し、
お互いに今年の一作の失敗談について語り合いながら作業。

【挿し苗作業に使う作業台。この台の上に子苗を集めて皆で一気に作業する。】
作業中、昨年も非常に励まされた事を覚えているのだが、今年もまた激励の言葉をいただいた。
今年こそ!(毎年言っているが)上手く栽培が出来るようにしたい。
苗作りの研修はひと夏続く ~明日もボンボヤージュ~
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6月のいちご発送
2020.06.28(21:05)
梅雨入りを迎え、間もなく7月を迎える。当園でのいちご狩りと直売所は5月一杯で終了とさせていただいたのだが、いちごはまだまだ実っている。
来シーズンに向けて、2つの事を試している。
1つ目は、いちごがいつまで採れるのか?
2つ目は、いつまでいちごが発送出来るのか?
1つ目。
岩手県北上市は、比較的涼しい気候なのでいちごは7月中旬頃までは実る。(たぶん
ただ、病害中の回避や果実品質の維持や、
来シーズンの準備作業、苗作り作業もあり、
作業時期が被ってしまう点のクリアが課題。
果実の鮮度を維持出来る設備も必要だし、
直売所の設備も整えなければ、直売所での販売も難しい。
手探りではあるが、早ければ来シーズンから今頃の時期にいちごの販売を行えるようにしたい。
2つ目。
今の時期にいちごの発送を試している。
恐らく、今の時期にいちご発送を取り扱っている農園は少ないと思う。


いちごに極力キズが付かない輸送容器を見つけたので、試しに西日本の知り合いの方に送り、いちごの状態をチェックしてもらっている。


上手くいけば、朝採りの当日発送で、
完熟のいちごをお届けできる。それも12月~7月までの長い期間に。
来シーズン、ご期待下さい ~明日もボンボヤージュ~
船での飯炊き
2020.06.27(21:36)
19歳~4年間。私は小さい内航船に乗って働いていた。
全乗組員は4人。
航海中、当然食事は摂るのだがコックを雇う程の大きさの船ではなかったので、乗組員が自炊して船は運航していた。
下っ端だった私は主に昼食を作る担当だった。
食事を作る経験が全くない私にとって、飯炊きという仕事には物凄く苦労した。
炒め物を作れば無味。
味噌汁はダシなし。
揚げ物はベチョベチョ。
唯一作れたのはカレーくらいだった。
当時の上司に、
「料理は足し算で、引き算はできへんねん」
とか、
「味見しながら作ったらええねん」
とアドバイスを貰っていたが、最後まで料理の腕が上がる事はなかった。
頑張って作った料理も、時たま海に投げ捨てられたりして心が折れた事もあった。
1度、天ぷらと茶碗蒸しを作った事があるのだが、物凄く難しかった。
天ぷらはベチョベチョ、茶碗蒸しは固まらず、結局魚のエサになった。
現在は、母の手料理を朝昼晩毎日作って貰っているが、旨い料理が毎日食べられる事は本当にありがたい事だと思う。
そして、毎日の洗い物の煩わしさは料理を作っている人にしか分からない。
日々のちょっとした有り難みというのは、体験してこそ感じるもの。
感謝の気持ちはいつでも忘れてはいけないと思う。
ちょっとした事こそ ~明日もボンボヤージュ~
苗の様子【恋みのり】
2020.06.25(21:37)
今作で3作目となる恋みのりの育苗。子苗の発生は順調だ。

この調子で子苗が増えれば、
7月中に植付予定本数を確保できる。
その後、ポットへ挿し苗を行う予定だ。
この品種の"クセ"も分かってきた。
非常に多肥を好む。
肥料が足りていない場合は、このように子苗の新葉が薄い黄緑色になる。

「これでもか!」
と肥料を突っ込んだ方がかえって良い感じ。
元々病気には抵抗性がある品種が故に、
抵抗性に応じた栽培方法が必要になるのだろう。
この品種が、一般的ないちごの品種の栽培概念を捨てなければいけないという事が1つ分かった気がする。
なかなかの曲者 ~明日もボンボヤージュ~
苗の様子【べにほっぺ】
2020.06.23(21:50)
現在のべにほっぺの苗の様子。
順調に子苗が発生している(と思う
何気なく毎日観察しているが、
ここ1週間程は大きな変化が見られない。
作物を観察する上で、悪い方向への変化は比較的気付き易いものなので、
良い方向に向いている時は、今の健康な状態をなるべく維持する管理がベターだと考えている。
この時に最も注意深い観察が必要かも ~明日もボンボヤージュ~
父の日
2020.06.21(20:43)
父の日である。今年はスマホをプレゼントした。
SIMフリーのiPhoneSEの第二世代だ。

基本的に父は電話しか使用用途がないのが、
個人的な思いではあるが、NewsPicksの有料会員にはなってもらいたい。
きっとハマると思う。
1年間分の講読料も追加でプレゼントしたい。
シェアが楽しみだ ~明日もボンボヤージュ~
アポなし突撃
2020.06.19(21:28)
2、3日前の出来事だ。お昼の12時を少し過ぎた時、突然自宅のチャイムが鳴った。
玄関のドアを開けると、以前来た冷蔵庫&冷凍機メーカーの営業マンがいた。
「お昼どきにすみません!」
と私を苛立たせる前置きの一言の後、セールスされた。
だいたい営業系の話はロクな話はないので、
さっさと話を終わらせようと思っていた。
しかし、話をしているうちに先月に壊れた冷凍庫が直せる可能性が浮上した。
諦めていたはずの冷凍庫、

何やら冷媒の漏洩箇所を検査し、かつ修理が可能らしい。
あれ?前に来た冷凍機専門業者の方は、
""新しい物に変えた方がいいですよ""
と言って、パンフを手渡されたのだが??
ひょっとすると復活するかもしれない。
ところで、当園に営業に来る方は九分九厘タイミングが悪い時に来てくれる。
名刺とパンフを置き配するだけならいいが、
私の命のローソク(時間)を奪いにくるのであれば、
このブログを1年分くらいはチェックしてから来て欲しいのだが?
最も、事前にメールをよこして欲しい。
今後アポなしはシカトさせていただく ~明日もボンボヤージュ~
苗の様子【おいCベリー】
2020.06.18(21:05)
今シーズンの苗作りから、親株の培土をヤシガラから山土へと変更した。ヤシガラを使って育てていた時は、おいCベリーのランナー発生数が最も多かったのだが、今作は減少傾向にある。


原因は全く不明なのだが、私の少ない栽培経験と偏見?を考慮した考えでは、
土質と灌水頻度の変化によって、品種間に生育のスピードに差があるということ。
おいCベリーにとっては、山土よりもヤシガラ培地の方が好むのではないか?と考えている。
来作、おいCベリーの作付株数を増やす事も考えている。
7月初旬に挿し苗を行う予定なので、それまでに出来るだけ多くの子苗の発生をしてもらいたい。
ちなみに、現在親株から発生している子苗の最も先端の若い子苗よりも後に出てくる子苗達が、来シーズンの定植苗になる予定だ。

【最も先端の若い子苗がコレ】
面白くなってきた ~明日もボンボヤージュ~
赤い日没
2020.06.17(20:52)
昨日の日没前。やけに辺りが赤くなったので空を見上げた。

すると、雲が赤く染まっていた。
ちょっと不気味に感じたが、これは虹と同じ仕組みで光の屈折角度や大気中の不純物の影響でこう見えるものなのだと思う。
最近、地震も多く感じているので、
災害だけは御免被りたい。
夏によく見るのはなぜ? ~明日もボンボヤージュ~