高所作業
2020.10.30(20:33)
本圃ハウスの天井に取り付けていた循環扇を取り除いた。
天井に取り付けていた循環扇は、約4年前当時に冬場の暖房効率を高めるために取り付けたもの。
正直、効果は不明のままで、今ではただの飾りだ。
4年も経つと、循環扇を固定したバンドが劣化していつ落ちてくるかも分からない。
今後の安全性も考えて撤去する事にした。

天井までの高さは約7メートル。
"命綱なし"で伸縮可能のハシゴを掛け、足を震わせながら登った。

弟が。

循環扇を固定していた数本のインシュロックバンドは結構劣化が進んでいたそうだ。

取り除いた循環扇は全部で4つ。
ロープでゆっくりと地上へ下ろしていった。
当時、どのようにして高所に運んだかは覚えていないが、恐らく必死だったとは思う。

高さ3メートルにある保温カーテンの上に取り付けていた配線も全て撤去。
この配線の撤去には、日本を代表する帆船、「日本丸」に乗船していた経験のある私も手助けした。
久々の"木登り"で肩をつったとか、
足がガクガクになったとか、
膝が上がらなくなったのはココだけの秘密だ。
高い所は嫌いだね ~明日もボンボヤージュ~
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中古冷凍庫お釈迦
2020.10.29(21:23)
昨年手に入れたばかりの中古冷凍ショーケースを処分した。
今年の5月辺りから調子が悪くなっていた。
専門業者さんに見て貰った結果「廃棄」となった。
この冷凍ショーケース。
家庭用とは違って、処分に厄介な事も分かった。
家庭用であれば、新品を購入する代わりに引き取って貰ったり、安価に処分出来る仕組みになっている。
しかし、このショーケースのような"業務用"の類いの場合は捨てる際に"産業廃棄物"の扱いになるそうだ。
当然、廃棄に多額の費用がかかる。
専門の業者さんに引き取ってもらったが、
トータル的に中古品で購入した価格よりも多い金額で処分する羽目になった。
「うーん、授業料?」
と前向きに考えたい。
中古品の冷蔵庫、冷凍庫で"ババ"を引くのはこれで2回目。
もうこの手の中古品は懲り懲りだ。
価値が下がっていく物なら新品っスね ~明日もボンボヤージュ~
オリジナルのぼり
2020.10.28(20:13)

今シーズンのオープンまであと約2ヶ月。
開園に向けて徐々に準備を始めている。
いちご狩りの受付台に設置する飛沫対策ボードやアルコール消毒液。
そして、当園までの道しるべとなっているオリジナルの黄色いのぼりの注文も。
この黄色いのぼりだが、よくお客様から読みにくいという声をよく聞く。
(個人的には道路工事感があるところが気に入っている。)
恐らく、もの凄いセンスのある人ならもっと良いデザインになるとは思う。
ただ、スマホが普及した今の時代だと、気になったものはすぐに調べる方が多い。
疑問に思うような、わかりにくい方が目に留まってもらえると思う。
センスとデザイナーだけが全てではない! ~明日もボンボヤージュ~
3品種の様子
2020.10.27(20:35)
本圃ハウスで育てているいちごの3品種の株の上から撮影。
【べにほっぺ】

【恋みのり】

【おいCベリー】
どの品種も、びみょーーに特徴は違うが、
同じく順調に育っている。
何となく感じるのは、おいCベリーの葉が開き気味な事。
この品種は、他の品種よりも高い室温と長い日照時間、そして多くの肥料を"欲しがる"。
株の葉が立たずに開く事は、"休眠"という状態に突入しそうな状態の時に見られる症状だ。
休眠は、自然環境下において冬場を乗り越える為に春先(5月頃)まで成長を止めてしまう。
言わば"冬眠"だ。
この冬眠を人工的に回避する為に、
これからハウス内の環境を一気に春に近付けていく。
その結果、12月からいちごが実ってくれる。
冬眠モードに入りそうなおいCベリーなワケだが、他の品種も同じハウス内で育っている。
なので、おいCベリーにはもう少し寒さをガマンしてもらう。
完璧な多品種管理はとても難しい ~明日もボンボヤージュ~
べにほっぺのつぼみ
2020.10.25(20:44)
べにほっぺの株の蕾が見えてきた。
まだ全体の2~3割くらい。
9月6日?だったかな。
花芽分化の検鏡をした際に、5本の苗中1本しか分化が確認されなかった。
蕾が見える頃になってわかった事だが、思ったよりも分化は進んでいたように思える。
11月に入れば殆どの株から蕾が見えてくるだろう。
待ってたぜこの瞬間をよぉ ~明日もボンボヤージュ~
まるちんぐ
2020.10.24(20:35)
いちごの株にマルチを張った。まずは生育が先行しているおいCベリーから。




3枚のマルチをホチキスでパチパチと繋ぎ合わせていく。
黙々と。
9月7日に植え付けたおいCベリーの株。
これまでは徹底的にハウス内を冷やしてきた。
蕾が見えたこれからは、徹底的にハウス内を温めていく。
マルチを張って地面を温め、暖房機を使ってハウス内を温かくし、電照を照らして春の環境を作っていく。
季節とは逆の環境を作っていく。
ハウス内環境は10月→3月に ~明日もボンボヤージュ~
後片付け
2020.10.22(20:25)
本圃ハウスの天井フィルム交換も終わり、ひと段落ついたところ。残る仕事は廃材の処分だ。
何かを手に入れたら、何かを捨てる。
そうでない限り、物は溜まっていく一方だ。
1年間の間に溜まりに溜まった廃材を処分した。


4~5年前に"二子里芋"を栽培した際に使用した耕運機や、本圃ハウスのフィルム張り替えの際に残った資材等々、、、
後生大事にとっておく事は、物を大事にするという観点では物凄く良い事ではあるが、倉庫の容量には限りがある。
整理整頓、定位置管理といった視点から考えると、要らないものはさっさと捨てた方が事業の前進化に繋がると思う。
身軽さも大事 ~明日もボンボヤージュ~
新防虫ネット
2020.10.21(18:50)
本圃ハウスに新しい防虫ネットを張った。前まで取り付けていたネットは、
目合いが細か過ぎた(0.3mm)故に風通しが悪くなっていた。
その細かい目合いの防虫ネットは、本圃ハウスを建てる前の設計の段階で、
「防虫ネットは細かければ細かい程良い」
と四季成りいちごの農家さんに教えてもらったのを鵜呑みにして取り付けたもの。
数年後に気付いたが、細かい目合いのネットは風通しが悪くなる為、ハウス内が暑くなる。
一季成りのいちご栽培には全く不向き。
秋の時期は取り外した方がいちごにとって良いと思う。
取り付けは、高所作業車に防虫ネットを載せ、
ビニールを固定する際に使用するスプリングで上段を仮止めしていく。

これで防虫ネットに地面の泥が付かない。

上段の仮止めが済んだ後は、上段と下段を本止めするという流れ。
ちなみに天井フィルムのエフクリーンも張り終わった。

【ビフォー】

【アフター】
フィルムがもの凄く透明で驚く。
もう張ってしまったので、高価なフィルムが盗まれる心配はない!ハッハッハ!
フィルム張りの施工は非常に丁寧かつ美しかったので、相当長い期間持ってくれるだろう。
良いいちごになるぞぉ! ~明日もボンボヤージュ~
来シーズンの苗作り
2020.10.20(20:17)
来シーズンの親苗。先月から挿し苗を行い、順調に育っている。

この親苗、来月にプランターに植え替えた後、冬越しをさせて管理していく。
夏場とは違って、気温は低く日照時間も短くなった。
当然、ポットの土も乾きにくくなり水遣りの頻度も2~3日に1回といったところ。
今シーズンのいちごが実っていない中、来シーズンが既に始まっている。
いちご栽培を始める前、
船内で読んだいちご栽培の本に書いていた通りである。
「1年中作業に切れ目がない~~」
などと書いてあった事を思い出す。
こーゆー事かー ~明日もボンボヤージュ~
エフクリーン張り替え
2020.10.18(21:00)
本圃ハウスの天井フィルムを張り替えている。今まで使用していたのは、POフィルムといって一般的に使用されているもので、5年耐久の品だったが、丁度5年経った所である。
当初は、8年くらいおきにフィルムを張り替える予定だった。
しかし、POフィルムは年々透明度が下がるので、いちごの収穫量が比例して下がることになっている。
光1%ルールという、オランダの施設栽培から生まれた理論に基づいて考えるとPOフィルムだと、
1年目 90%
2年目 85%
3年目 80%
4年目 75%
5年目 70%
といったように、ハウス内に入る日光が減少する為、年々収穫量は減少する。
当然、品質にも影響してくる。
当園の様な大型鉄骨ハウスには、長期展張が可能なフィルムが向いているので、思い切ってフッ素フィルムに張り替える。

【AGCグリーンテック製(旭硝子子会社)エフクリーン自然光】
このフィルムは、"割れないガラス"との異名を持っていて、割れないし透明度も長持ちする特殊なフィルム。
何やら、蛍石という鉱物が原料。
面白いのは火をつけても燃えない事。
30年くらいは張り替え不要。
光透過率が94%と露地と同等の光環境になる。


実は、このフィルム交換。
10月に入ってから既に進んでいました。笑
フッ素フィルムって高価なので、盗難の事を考えて今の時期にこのブログを書いている次第です。
さて、フィルムが真っ透明な今シーズン。
これからの30年で最も収穫量が多く、品質も良いいちごが作れる環境になりました。
大いに期待して下さい!
大枚叩きました ~明日もボンボヤージュ~