祖母、始動!
2021.03.31(20:58)
祖母が自宅庭の畑を耕し始めた。
冬場の除雪作業の時以上に活発になっている。
もう60年近い農業経歴である祖母だが、
今年も元気いっぱいに作物に愛情を注ぐつもりのようだ。
祖母の作る野菜や果物は、年間を通して種類豊富かつ旬の時期が途切れない。
当然、味も美味しい。
ただ、いちご作りの閉散期(7月~10月頃)でも自宅では食べきれない量の野菜を育ててしまうので、
毎朝のように市内の産直へ出荷する手伝いを頼まれるのは正直困っている。
しかし、祖母の生き甲斐である"農作物の栽培"にあまり水を差すような事は控えておきたい。
なぜなら祖母の年代で農業をされている方は、"利益"なんかは二の次で、"趣味(栽培が楽しい)"で農業をしている方がほとんどだと考えているからだ。
好きな事をするのは、健康である1番の秘訣。
それなら、祖母の健康を願う事が大事なのではないかと思う。
それに、祖母には私のいちご栽培を一年中手伝ってもらっているので、極力望みを叶えてあげたい。
座右の銘は、"貧乏暇なし"だそうだ ~明日もボンボヤージュ~
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豪雪の爪痕
2021.03.29(20:26)
今年の大雪によって、農園の施設が所々破損した。雪によるダメージ、風によるダメージ、除雪機によるダメージ等様々だ。
今回は、除雪機によって断線した配線の修理だ。

ブチ切れた電線だが、育苗ハウスの親株プランターに水遣りをする際に、ポンプを作動させる三相の電線。
育苗の生命線とも言えるので結構重要である。

海員学校時代、電子工学という科目で0点を取った事がある。
でも電線の修理は今や100点。(だと自負)
施設園芸を営む上では、自己修理はなるべく出来る方が良いと思う。
年に数回は水道や電気、温室設備の機械類が壊れる事は稀ではない。
素早い修理への対応力も身につくと思うので、指示を出せるくらいまでは覚えた方が良いと思っている。
意外とDIYって楽しいんですよね ~明日もボンボヤージュ~
環境の変化
2021.03.28(22:43)
ここ数日、とても温かい。真冬から一気に春を通り越す勢いを感じている。
冬場とても寒かった割りに、桜の開花が早まっているのはその為だ。
今年の夏は暑くなると予想している方もいらっしゃるのではないだろうか。
夏場、当園では来シーズンのいちごの苗を育てるので暑い環境はあまり歓迎できない。

夏場に栽培がメインの育苗ハウスだが、冬の間に豪雪を食らい、側面のロープがズタボロになってしまっている。
大風が吹き出す前に修理をしておかないといけない。
いちご栽培では、チョットの気候変動が命取りになるので、
そういった環境の変化に対応出来ないような"気の緩み"は、将来的にいちごの実に結果として表れるのだ。
これまでの5~6作で身に染みて体験していることだ。
油断大敵なんすわ ~明日もボンボヤージュ~
ポットの土詰め
2021.03.26(20:43)
育苗ポットに土を詰め終えた。

ポット内の土を指先で圧縮して詰めるので、結構腰にくる。
風の強い日には土埃が舞い、目に入って来たりする。
ポットへの挿し苗は7月頭頃なので、土詰めをするにはもの凄く前倒しの作業。
昨年から苗作りの方法を変えたのだが、当園の育苗ハウスは狭い為、今のうちに土詰めをせざるを得ない。
秋には新しい育苗ハウスを建てて、より良い苗作りと余裕のある作業スケジュールにしたい。
早めにポットに土を詰めて配置しても、地震や野良猫、風による影響でせっかく詰めた土が目減りしてしまうので…
変化に対応するのは難しい ~明日もボンボヤージュ~
春休みといちご
2021.03.25(21:37)
春休み真っ只中である。例年、今の時期はいちご狩りも混雑しやすい時期になる。
日本全国の各観光いちご園でも、いちご狩りの需要がシーズンで最も高まる為、瞬間的に国内のいちごが少なくなる。(と思う)
そのため、"いちご狩り難民"などと呼ばれる方が観光いちご園を探し巡る現象が起こったりするのが、観光いちご園業界共通の認識である。

当園も例外ではなく、今シーズンも有難いことに多くのお問い合わせをいただいている。
「3月~日は開園しますか?」
と毎日お電話を頂戴しているが、
いちごの生育は数週間の需要に合わせて実るような作物ではなく、約半年間一定的に実り続ける作物である。
非常に心苦しい気持ちでお断りさせていただく場面が多い。
お客様の立場から考えると、毎日いちご狩りを開園している農園であり、十分にいちごが実っている状態が理想的だと考えている。
最もいちご狩りは、ご家族の方が一体となってお楽しみいただけるプチ旅行のようなイベントなので、連休期間は等は多くのお客様がご来園下さる。
今シーズンはコロナ禍もあり、いちごの出張販売を始めさせていただいた事から、いちご狩り自体のご予約を昨年よりも制限させていただいている。
いちご狩りの予約が取れずとも、出張産直所にて毎日朝採りの完熟いちごをご用意させていただいているので、ご自宅等でいちごをお楽しみいただけると幸いである。
精一杯応えたい ~明日もボンボヤージュ~
出張産直所のお客様の声
2021.03.23(23:05)
お客様の声のコーナーです。

最近、いちごの絵を書いてくださるお客様が増えてきましたね笑
赤ペンを設置しようか考え所です。
お客様から、両替の声を多くいただいています。
まだ出張産直所を初めて2ヶ月弱なので、早期の対応は難しいところです。
自販機の設置による両替はいくつか事例を知っているので結構現実味はあるのかなと。
貴重なご意見に応えられるような運営をさせていただきたいと思っていますので、どんどん書き込んでいただければ有難いです。
よろしくお願いいたします。
ほんの些細なことでもどうぞ ~明日もボンボヤージュ~
桃薫開花真っ盛り
2021.03.22(21:06)
桃薫の開花が今、ピークを迎えている。

この桃薫という品種は晩成品種。
シーズンの後半に収穫量が集中する品種だ。
これまで前半の期間は、べにほっぺと比べると収穫量に10倍近い差がある、でも4月~6月にかけてべにほっぺよりも収穫量が多くなると聞く。
いきなり桃薫を10,000株栽培したいちごの農業法人が、翌年に100株に減らしてしまった程大量に実るそうだ。(ソースは桃薫を数10年栽培している種苗会社(NPO法人))
現在の開花数が、べにほっぺと比べると10倍近い差があるのでウワサは本当かもしれない。
逆にべにほっぺの収穫量は、4月から少し減るだろう。
そろそろシーズンも後半へ ~明日もボンボヤージュ~
早朝の葉水
2021.03.21(20:19)
今朝、いつも通りに収穫作業を始める前、ふと、いちごの葉を観察したところ葉水(はみず)"が出ていた。


葉の先端に付いている雫が葉水である。
詳しい理屈は私としては研究途中なのだが、この葉水を良い事と捉えるのと悪い事と捉えるのと2種類存在する。
いちご栽培を始めた6年前は、
「葉水は、いちごの根が活発に活動している証拠だから出た方が良い」
と覚えていた。
しかし近年では、
「葉水は、ハウス内の湿度が高過ぎる為いちごの葉の蒸散が追い付かずに出てしまうので、除湿した方が良い」
と先輩農家から聞くようになっている。
夜間、いちごの株は根圧(こんあつ)といって、根が地下の水を吸い上げる力がある。
その根圧によっていちごの株全体に養水分が行き渡り、余分な水分が葉の先に雫となって現れる。
つまり高湿度環境というわけである。
養水分の吸収量には、月の見え方(新月や満月)によって違いもあると聞く。
それに品種間の差もある。
…もうなんだかよくわからないので、とりあえず保留にしておこう(笑)
個人的には葉水が出た方が神秘的で美しく感じるので、どちらでも良いのかなと思ってしまう。
でも、いちごの"実"にとって良いのはどちらなのかは知っておきたいところだ。
いちご博士なら知ってそう ~明日もボンボヤージュ~
出張産直所のお客様の声
2021.03.20(21:38)
出張産直所のお客様の声のコーナーです。
最近は、お客様からの感謝の声が多く寄せられております。

特に、小さいお子様が書いて下さったようなお声をより多く頂戴しております。

今のホワイトボードの位置は、大人の目線の高さ。しかし小さいお子様の正直なご意見はとても貴重なので、ボードの位置を少し低い位置への設置が良いのかと思っています。
ちなみに両替機の設置ですが、盗難の観点から設置をしない方向で考えております。
素晴らしい国、日本でも自販機が1,000円以上の金種を取り扱わない点(盗難防止)や、万券を崩せる両替機の強奪事件発生の例もありますので。。。
1パック500円ですので、予めご用意していただけると幸いでございます。
素晴らしいお客様に支えられている ~明日もボンボヤージュ~