発送終了!また来シーズン!
2021.04.30(22:59)
今シーズンのいちごの発送を終えた。
コロナ禍という事もあって、今シーズンは非接触型の販売方法手段である出張産直所と宅配の発送に多くの反響があった。
出張産直所の朝採りパックをキッカケに、例年よりも多くのお客様からご注文をいただけた。
発送時期を当園におまかせいただいているのだが、
お客様から、
「味は知ってるから、良いやつ送って。」
「いつでも良いから、イイトコ頼むよ。」
とお客様から信頼をいただけた事が大きな前進だと感じている。
発送時期が、気温の関係もあってシーズンの前半がメインとなってしまうのは歯痒いところではあるが、来シーズンも是非ご利用いただけると幸いである。
忘れずによろしくお願いいたします ~明日もボンボヤージュ~
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べにほっぺの4番果と癖
2021.04.29(21:13)
当園の主力品種であるべにほっぺの収穫は、4番果のピークを迎えようとしている。

ピークといっても、べにほっぺの"癖"なのか収穫量が1月~3月に比べると半分以下の収穫量に落ち込んでいる。
ただ、べにほっぺの栽培を専門で行なっている農家さんであっても、3番果以降の1ヶ月間は収穫量が大幅に少なくなる傾向にある。
恐らく、品種の"癖"というか"収穫量の波"なのだと考えている。
これは、どの品種にも起こり得る傾向で、早生、晩成品種によって差があるのはその為。
農園の直売所をしていて1番困るのがこの収穫量の波だ。
旬もあれば、無い袖は振れない事も起こり得る。
いちごの品種のDNAレベルで決められているような弱点をコントロールするのは難しいのだが、今後の栽培技術向上によって、需要にお応え出来る様にしたい。
大粒パックはお早めに ~明日もボンボヤージュ~
チョキチョキチョキチョキ
2021.04.26(22:03)

いちごの株の手入れを進めている。
午前中は背中と首に太陽光を浴び、午後には正面から太陽光を浴びる。
昨年張り替えたばかりの新品の天井のフィルムの透明さもあって、ジリジリと感じながら汗ばみつつ手入れに集中する。
真っ白い長袖のロングTシャツのみを持ちたいと思う。
長い戦いになりそうだ ~明日もボンボヤージュ~
すくすく水稲苗と歴史
2021.04.25(21:07)
水稲の種が発芽し、新緑の若葉が伸びてきた。来月の田植えに向け、すくすくと育っている様子。


今でこそ、プラスチックの普及によって育苗箱やビニールハウスで苗作りが出来るようなった。
祖母が嫁ぎに来た時は、育苗箱は木箱の時代。
そして、温室設備も無かったの為、今ある当園ハウスの休憩スペースの場所が苗代(なえしろ)だったそうだ。
当時は牛を飼い、牛の力で田畑を耕し、他はほぼ人力だったということなので、時代の進歩は凄まじい。(小学校で教わった日のご飯で考えさせられた)
ちなみにいちごは、日本国に持ち込まれてからの歴史が約150年と浅いので、時代の変化の恩恵をもの凄く受けていると思う。
米の歴史もいちごの歴史も、人間のワガママを叶える為に進化しているのは共通している。
米は銀シャリと呼ばれていた時代もあったが、今や味付けご飯は珍しくない。むしろ廃棄されている。いちごにトッピングするのも当たり前な時代だし、当然廃棄もされている。
人間の飽くなき欲望にはキリがないと思う。
現状に順応して生きている上、欲望に素直なのかも伺える。
哲学っぽくなってしまったのでもう終わり。笑
さ! ~明日もボンボヤージュ~
チョキチョキ
2021.04.24(22:25)
いちごの株の手入れが祖母の手伝いでは追いつかなくなってきているこの頃。それもその筈で、冬場と比べると何倍もの太陽光エネルギーを浴びているいちごの株等は、成長力も比例して何倍もスピードアップしている。
もう間も無く、5月末頃にいちごの収穫を終えるいちご農家さんが手入れを諦める頃なのだが、
当園は、6月末までは収穫を頑張る(頑張らないといけない)ので、休日返上で手入れを施している。
いつも店番を任せていた弟に株の手入れを任せ、私は店番のスキマ時間に出入り口をキョロキョロ見ながら手入れを進めている。
ちなみ手入れ方法、とっても簡単だ。
いちごの葉と、いちごの収穫後に残った枝と、いちご株から伸びるランナーの3つはハサミで除去する。
で、新しく展開してきたいちごの葉を畝に張っているロープの内側に寄せ上げ、いちごの花は畝の外に出してあげる。。。
1株に約20秒位のペースで手入れしていくのだ。
全部で10,000株ある。
初めて手入れをする人にとっては、葉の茎なのか収穫後の枝か収穫前の枝なのかわからなくなると思う。
ハサミでチョキチョキしている時は床屋さんをしているかのように感じるが、

このようにチョット間違えると、これから収穫する枝を切ってしまい、一瞬顔が蒼ざめることもある。
床屋さんなのか、爆弾処理班なのかもうよくわからない。
今日の手入れ作業は約2時間。
でも1/68畝しか手入れ出来なかった。
いちご栽培5年の経験者の私でもその程度の手入れスピードなので、如何に農業が労働集約型産業なのかが伺える。
それでも自身を突き動かすのは、"遣り甲斐"の他にないと思っている。
ハサミに情熱を込めて ~明日もボンボヤージュ~
汗だく土作り
2021.04.23(21:09)
ジャガイモを植える圃場の土作りをした。
毎年、いちごの親株を育てたプランターの土が残るので、家庭菜園の圃場に投入している。
捨てるだけならいとも簡単だが、資源が無い日本国の農業では活用するのが普通。
何よりも、いちごの親株を育て上げただけある良い土と残肥もあって捨てるのはちょっと勿体ない。

資源活用の土作りには少し手間がかかる。
いちごの親株の根がビッシリと張っているプランターの型になっていた土を細かく砕いて、トラクターで掘りやすくする。

そして肥料や土壌改良剤を散布した後、耕運。


いちごを育てた後のお下がりの土だが、実績は織り込み済み。
例年よりも良いジャガイモに育つだろう。
肉体労働後の飲み物ほど美味いものはない ~明日もボンボヤージュ~
どちらが大事?
2021.04.20(21:59)
4月も下旬に入り、いちごの生育が旺盛になってきた。
写真は直売専用の畝。
葉の数が増え、実も見えなくなってきている。
ただ、これは故意にそうしている。
なぜなら、株の手入れ全てが栽培において良い影響を及ぼすわけではないからだ。
手入れをしてしまうと実の品質に若干の影響もある。
生産工場である葉は、光合成で蓄えた養分を実に送る役割を担っている。
良いいちごにするにはできる限り葉を残した方が良いと私は考えている。(決して怠慢ではない)
作物の生育に重要である葉を取るのは、どちらかというと人間都合になる。
要するに表裏一体。
例えるなら、地球環境の事を考えてエコを実践するかどうか。
化石燃料を減らして"便利"を捨てるか。
地球環境を考えて脱炭素に向けて取り組むか。
大袈裟に言うとそんなものだと思う。
葉を取る事は収穫作業の効率化や、お客様のいちご狩りの際に実を見つけ易いようにする為にも繋がるので、理想とまではいかないが、今のところは"ちょうど良い塩梅"が良いのかなと。
その"ちょうど良い塩梅"の答えはまだわからないが、作業が"追いつかない"くらいが近いのかもしれない。
いちごに口が無いのは悩ましい ~明日もボンボヤージュ~
来シーズンの品種構成
2021.04.19(23:36)
来シーズンの苗作りが忙しくなってくるこの頃。気温は上がり、毎日の親株への水遣りや株の手入れ、防除等と騒がしくなってくる。
来シーズンの品種構成だが、6品種に増やす予定で進んでいる。
まだ苗を植え付けていないので、(植え付けは9月)完全に確定したわけではないのだが、目標としては6品種。
過去に作付けした"章姫"や"新たな品種"を追加したいと考えている。
また順次お知らせさせていただきたいと思います。
6種類の苗作りは手強い ~明日もボンボヤージュ~
桃薫が旬
2021.04.16(20:41)
桃薫の2番果がピークを迎えている。

晩生品種なので、早生品種よりも2ヶ月遅れの生育をしている為、今に2番果が実っている。
桃薫の栽培に詳しい方に話を伺っていた通り、春以降の収穫量は多い。
過去に作付けしたことがあるどの品種よりも多くのいちごがゴロゴロと実っている。
形は歪なものばかりで申し訳ないのが来季の大きな課題ではあるが、今シーズン多くのお問い合わせをいただいていた品種。
もうお忘れになられている方が多いと存じているが、声を大にしてお知らせさせていただきたい。
たくさんご用意しております ~明日もボンボヤージュ~
べにほっぺ好調
2021.04.15(20:59)
べにほっぺの調子が良い。

いちごは、実るまでの期間に気温が低ければ甘みが増し、酸度が少なくなる。
冬場のいちごが甘くて人気があるのはその為である。
一方、気温が高くなる5月や6月になると酸味が高まってくる。
登熟までのスピードの違いが、いちごの味に変化を起こすといちご農家業界では考えられている。
その考えに基づくと、収穫期間のちょうど中頃である今の時期は、甘さと酸味のどちらもバランスよくお楽しみいただける時期になる。
ただ、それは国内の施設栽培での有名な考え方であって、世界的には糖酸比のコントロールは可能と考えられている。
◯◯◯を増やして◯◯◯を減らし、◯◯◯を増やす等々。
詳しくは教えられない。
まだまだまだ勉強中 ~明日もボンボヤージュ~