2台目の徐鉄装置
2022.03.30(20:08)
当園のいちご栽培には、井戸水を使っている。いちご栽培を始めてから3年程は、当園の西にある山の水脈である奥羽山脈系の水道水を使っていたのだが、なかなかコストを圧迫していた。
企業努力の一つとしてコストカットに踏み切り、アメリカ製の良い徐鉄装置を探し当てて現在に至る。
徐鉄装置の導入により、水のコストが約1/3に減った事には満足しているが、徐鉄装置も何年かすると当然壊れる。
装置もアメリカ製なので、カスタマーサポートもクソもないので、全て自己対応自己責任になる。
そこで、予備の徐鉄装置を持っておこうということで2台目を注文した。
1回目の注文は相手からキャンセルされた。理由はわからないが。
2回目の今回の注文では、
「商品の状態チェックしておkなら発送するよ」
との事で写真が送られてきた。新品だから問題ないと思ったのだが、、、

新品なのに何故か開封されている

何故割れているのですか?

割れてんなら買うわけねーだろ!!!
といった感じ。
もう言葉を失っています。日本の商売、オークションが如何に平和であるかを痛感しています。
前回も発送直前のアメリカ国内の空港チェックで、操作コントローラーの液晶が割れていたので今回も流れが同じです。
こうゆうのって海外だと普通にまかり通っているのでしょうか?
別を当たろう ~明日もボンボヤージュ~
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3番果の頂果へ
2022.03.29(20:01)

3番果の頂果が採れている。
予想していた時期よりも1週間ほど前進した。

頂果はいわゆるもの差しのようなものだと考えている。
いちごの自然な実り方として節目のような存在だ。
自然の中の旬だからこそ、作物は大小様々になるので、全て同じ大きさに揃えることは農家にとってはナンセンスである。※工場や仕入れは例外

冬の疲れが株に見られるが、日照、日射も充実してきているので後半戦も頑張ってほしい。
そういえばそろそろ折り返し地点になる ~明日もボンボヤージュ~
親株の育苗棚作り 仕上げ②
2022.03.27(21:26)
前回の、親株の育苗棚作り 仕上げ①で語った在庫組み合わせケチケチ作戦だが、熟考した結果"約3年後に詰む"ということが分かったので急遽取り止めた。親株プランターの排水路に在庫品のシートを使おうと思ったが、強度やメンテナンス、水勾配、耐用年数、何より親株への過湿、過熱を避けなければいけない事(役人っぽい言い回しで申し訳ない)を考慮した結果、住宅に使われている雨どいを使用する事にした。
あれです、今日の大相撲千秋楽と同じで、詰めが甘いと全て台無しになるということです。
写真撮りまくったので、写真で語ってみます。
ゆっくりしていってください。

思い立ったら最寄りのホームセンターへ。

雨どい売り場。

住宅用ってだけあって上質。
3.6mでこの価格なので雨どいの採用に至りました。
※塩ビ菅で代用すれば半額、でも200mもの長さを垂直にカットしたい人向け。

その場で適当に計算して資材を揃える。

接続部材等々も。※現時点でのイメージでは余らない
ーーー資材を取り揃えて施工へーーー

まず排水菅埋没設置のために防草シートをぶった斬る。
とりあえず最終排水口の位置は、排水口1個にするなら中央への配置が最もリスクの低い選択になる。
最終排水口は、とりあえず中央とする。
※ダメなら後で増やそう

排水菅埋込位置の穴掘り①

穴掘り②

排水菅落とし口の位置決め、長さ測定。

測定した長さで塩ビ菅をぶった斬る。

【重要】仮設置テスト。ここで問題発生。
あっーー

102cmを2本作る謎のミス。
泣く泣く127cmを113cmにカットしとりあえず代用した。
1番最後のパイプである127cmは仮止めテストをスルーしているので、最悪足りないかもしれない。
残機は残っていない。。。

これが雨どいの集水口。
まるでカタログ写真のよう。

集水口取付イメージ①

集水口取付イメージ②

集水口、排水菅取付イメージ。

雨どい"用"接着剤。(用=だいたい利権)

この際なんでケチらず使おう。

これ見てどう思いますか?綺麗でしょう!滴が!

日が暮れてさすがに眠くなってきました。
底力の出番です。

集水口への落とし口加工。ハサミで切って指で折る。

集水口取り付けイメージ。ここにプランターの排水が集まるわけです。

大詰めは次回へ。。。
つづく ~明日もボンボヤージュ~
防草シート
2022.03.26(20:10)
水稲の育苗ハウスに防草シートを張った。来月頭には播種が始まり、育苗箱が床に敷き詰められる。アクビと重い身体と共に急ピッチで進めた。

【整地を終えたのはつい先週でした】



いつも通りにケチケチ作戦をする。でも基本的にはマネしないでほしい。
なぜなら美しくないから。
私のお気に入りの服のようにツギハギツートンカラー。
95%の人がものスゴくカッコ悪いイメージを持つだろう。
ケチって見た目だけは気にしない生き物だよね。

釘をぶって固定。釘は数ヶ月で錆びて地面と融合して抜けなくなる。
明日は別の育苗ハウスの工事だ ~明日もボンボヤージュ~
親株の育苗棚作り 仕上げ①
2022.03.24(20:30)
冬越しを終えた親株のプランターを育苗棚に設置する時期が近い。
今年で3回目の親株の冬越しはまあまあ上手く管理できた。死んだ親株は50本あるかないか。進歩はしている。
冬場から新設している親株専用の育苗棚の完成を終えていなかったので仕上げに入る。
当然片付けもまだ。結構仕事に押されていてだいぶヤバい。

パイプの端へのキャップの取付。
キャップがないと服が破けるらしい。
穴の空いているズタボロの服しか着ない私にはいらない保護具だと感じたが、見積りに入っていたのでとりあえず取り付ける。



排水桶の取付テスト。

(投資資金枯渇なので在庫のシートを代用)
DIYとは、できる限り手持ちの道具と資源で短時間で施工出来て、見栄え美しく尚且つ長持ちする物を作れるかどうかの頭の体操だと勝手に美学化して楽しんでいる。
いい出来だ! ~明日もボンボヤージュ~
地震への対応
2022.03.20(20:14)
3日くらい?前の地震、けっこう大きな揺れがあった。ちょうど忘れていた頃にくるのが地震だ。東北新幹線が今月中稼働できない等大きな被害もあったようだ。
当園での震度は5弱。
東日本震災は兵庫県神戸市内で経験したので感覚が分からないのだが、今回の地震は2回に分けて襲ってきたので、地響きが聞こえてきた瞬間、
「あっ!これは!」
と本能的に"ヤバさ"を感じた。
大きな揺れの中、ベッドで座りながらずっと、
「おいー…おいーふざけんなよぉ…」
と3~4回つぶやいてなす術がなかった。
頭の中では、農園のあらゆる脆弱な箇所が破損してそうなシュミレーションを初めていた。

地震発生直後、引きこもり自宅警備員の弟と2人で本圃の調査に行くと、被害は本圃の循環扇が傾いた他、いちごの実に擦り傷が出来たくらい。(ホントによかった)
この国で生活していく上で、高い災害リスクは不可避なワケなので、緊急時の対応力は上げておきたい。
緊急時のマニュアル化や発電機の導入も視野に入れた方が方が良いのかも。
ほぼ一生付き合わないといけない課題 ~明日もボンボヤージュ~
新・播種機
2022.03.19(20:20)
日々刻々と迫ってきている稲作の育苗時期。間もなく今年の稲作の準備が始まる頃だ。
稲作担当の父がウズウズしているのを察する限りそうだ。
稲作の初っ端は、いちごと同じように"育苗"からはじまる。
ポットに土を詰めるように、稲作用の育苗箱に土を詰め、種を蒔き、芽出しを経て約30日で苗に、その後田植えとなる。
個人的には稲作の種蒔き作業は好きではない。
なぜなら、小中の頃から祖父母両親の農作業を見学し、実際に手伝いもしたことがあって、全て手作業だった。
約20年程前になるが、当時ですら重労働だと感じていたのに決まって、
「昔はもっと~」
と苦労話を聞かされるのも思春期の私にとっては当然耳の痛い話だった。
時代は進み、"今"では農作業も機械化、効率化が大分進歩している。スマートフォンやアプリのような著しい変化こそはないが、一応進歩はしている。
先日、念願?の最新式の播種機が導入された。

【土入れ~播種~覆土まで一気に行える水稲育苗特化のアイテム】
昨年まで使用していた貰い物の播種機と比べると、単純計算で作業時間がおよそ半分なるらしい。
10年程前にはこのような播種機が世に出ていたようだが、訳あって今年の導入だ。
私たちの稲作は決して大規模な稲作農家ではないのだが、(アルバイトの年収クラス)生産性の高い稲作農家がいるからこそ誕生出来た効率的な機械であることは間違いないだろう。
これなら楽しく作業できそうだね ~明日もボンボヤージュ~
水揚げ24h
2022.03.17(21:21)
私が高校3.5年生の頃からの友人から。
【ドン!】
新鮮なイカとホッケ。
水揚げ直後から24時間以内の超絶新鮮な海の幸。
イカは早速、夕食のお刺身で。
とても美味。
流れ的に明日はホッケが食卓に並ぶだろう。
ありがとー! ~明日もボンボヤージュ~
農家なりのこだわり
2022.03.16(20:26)
昨年の暮れに建てた新しいビニールハウス。水稲プール育苗ハウス兼いちごの育苗ハウスとして新しく使うビニールハウスだ。

およそ3ヶ月前、ハウス内の地面を水平にする必要があったため、砂を投入して乾かしていた。

砂の乾燥のため、一冬の期間乾かしていた。
お彼岸過ぎには父の水稲プール育苗の段取りが始まるので、業者の方々が仕上げに入った。

ハウス内の地面の高低差を+-1cmというレベルに仕上げていただいた。
良い収穫物を作るには、良い設備と、良い環境、良い施工技術者、そこに栽培技術と経験知識情熱時間知恵等が加わってようやく良い苗を作るところから始まるのだ。
いわゆる土台、だからこそ皆こだわっている。
春は面白くなりそうだ ~明日もボンボヤージュ~
スライディング申告
2022.03.15(19:56)
本日3月15日は確定申告の期限。申告期限最終日の申告会場は混雑する、、などとと耳にした方は結構いらっしゃるのではないだろうか?
令和4年の今年は私もその噂の一員に加わった話をさせてもらう。
今朝の時点で、まだ書類が完成していないというなかなかの非常事態だった。
夏休み最終日なのに宿題や提出物が終わっていないといった感覚に近い。
ただ、期限さえ守れば何の問題もない。
会計ソフトに99%程のデータは入力済み。
確認するだけだったのでそこはデキる奴だったかもしれない。
書類を印刷し、申告会場閉鎖の1時間前に会場に到着すると、15人待ち。
待っていた人は皆疲れ切っていたように伺えた。
言わば仲間だ。
レジのようなレシート発行機のようなものを引き、番号が呼ばれるまで仲間達と共にボーっと待っていると、申告が終わった人達が次から次へと出てくる。
申告が終わった人たちは皆、
「はぁ~、、、」
や、
「ふうぅぅ~」
と安堵していた。
10分程すると私の番号が呼ばれ、ものの2分でアッサリ申告が終わる。
帰り際に自然と、
「ふうぅー」
と声が出ていた。
嗚呼、皆はこんな気持ちだったのかと。。。
爆益の人には恐らく通じない話 ~明日もボンボヤージュ~