2作目の桃薫
2022.06.30(22:30)

今シーズンで2作目となる桃薫。
全体的な栽培イメージが掴めるようになってきた。
極晩生品種で冬場は得意としないが、夏場に向けてギアを上げる。
野生種の血筋で病気に強く、葉や枝が折れにくく株に柔軟性がある。
今シーズンの最終日に向けてまだまだ元気はあるが、残念ながらあと3日で終わってしまう。
昨年と比べると栽培は進歩したと思っているが、改善点は多い。
なかなか扱いづらい品種だ。
実の最大の特徴である香りや、いちごらしさを感じられない不思議な味覚に驚く方は多いと思う。
シーズン最後に是非味見を! ~明日もボンボヤージュ~
- 関連記事
スポンサーサイト
新棟建設 高設栽培システム作り
2022.06.29(21:55)
園芸施設のプロ職人たち総勢10名が集まって高設栽培システムの工事が始まった。たった数日で栽培ベンチの支柱のほとんどを地面に打ち込んだ。
工事は爆速で進んでいるようだ。



パイプの埋め込みには、将来の地震対策として通常よりも深めに刺してもらっている。
震度6弱くらいまでの強度はある。
水平に作られていくベンチを見ていると、
素人仕事とは比べ物にならない仕上がり。
プロの仕事はやっぱ違うね ~明日もボンボヤージュ~
- 関連記事
今シーズンの販売終了日について
2022.06.27(21:10)

【あきひめ】

今シーズンの最終販売日が決まった。
さくら通り店は6月30日(木)まで、
常盤台店は7月3日(日)まで、
とさせていただく。
梅雨入りから長い間、気温や湿度の上昇もあり収穫量が減ってきている。
採り尽くしたい気持ちは山々だが、大切な来季の育苗シーズン本格化を直前に控えている為、この辺で打ち切らせていただく。
良品の大きさのいちごの実も減りつつあるので、お買い求めはお早めに。
残り6日で終わりです ~明日もボンボヤージュ~
真っ白
2022.06.26(20:33)
新しいビニールハウスに防草シートが張られ、ベンチ(架台ともいわれる)工事も始まった。

防草シートは白をチョイス。
太陽光を反射させて光合成ロスを無くすことが目的だ。
理論上、品質の向上には光合成量の底上げが良いとされる。
昨今の園芸施設でもほとんど真っ白だと思う。
掃除の手間は増えるが、圃場衛生面の向上にも繋がるだろう。
このベンチ施工を、全て自主施工しようと目論んでいたのだが、明らかに愚策だったと今は思う。
一冬賭けて弟と4列分のベンチしか作れなかったのに、真夏の短期間に36列分のベンチ施工など不可能だろう。プロに任せたい。
ただ、梅雨明けにベンチの培土詰めは自主施工にしている。頼りになるのは気合と根性。
途中で燃え尽きて真っ白になるか?
それとも真っ黒の肌で苗の定植を迎えられるか?
これからが本番よ ~明日もボンボヤージュ~
よつぼし鉢上げ
2022.06.24(22:03)
よつぼしのプラグ苗が届いた。
全部で4060本もの苗数。
段ボール2個に収まっている程コンパクト。



植え付けは非常に簡単。
ポットの土にペンで穴を開け、ポンポン植え付けられる。

新しいビニールハウスへようこそ!
共に未来へ羽ばたこう ~明日もボンボヤージュ~
梅もぎ
2022.06.23(20:58)
今日は庭に植えてある梅を収穫した。父と弟と3人で。



収穫量は昨対1/4。
手入れを施さないと果樹も収量は採れないもの。
ほふく前進から、中腰、背伸び姿勢に脚立に登って1個ずつの収穫作業。
苦労の甲斐あって日の丸弁当1,000食分の梅の粒が採れたと思う。
ところで、歳を取ると"短期記憶障害"といって、2ヶ月前の発言を覚えていないことが増えるそう。
一昔前の"銀シャリ"なら伝わる人は多いと思うが、
2ヶ月前の会議の要点はもう覚えていないといったようなイメージである。
何故か米は底値推移のままなので、生活水準を下げられる前提の節約なら、米と梅干しとタクアンになると思う。
昨今、国外の大規模耕作地は水不足に悩まされており、地球温暖化も考慮すると輸入食料の値下がりは期待できない。
値上げは不可避と言えるだろう。
とにかく梅は節約の味方なのだ ~明日もボンボヤージュ~
半期決算会計
2022.06.22(20:37)

6月末日で収穫シーズンが終わる。
収穫を終えるまでに一旦会計をまとめているのだがいつものことながらPC相手の仕事はどうも苦手だ。
デスクワークが得意な人に早く外注できるようにもっと事業を大きくしたい。今が1番中途半端だから。
理系の仲間が1番欲しいんだよね ~明日もボンボヤージュ~
新棟建設 カーテン設置
2022.06.21(21:09)



来シーズンから作付け予定の新しいビニールハウスの工事の様子。
色々と進み、カーテンが張られた。
カーテンとは、ハウス内の保温や遮光をする為に作物体の上に展張するものだ。
いちごという作柄上、冬場~初夏までが収穫シーズンなので、ハウス内の気温を上げる事に主軸を置いている為保温カーテンは必須。
あと、遮光カーテンも必要。
どちらかというとサブ的な装備だが、保温兼用の装備なものをチョイスするのが一般的。
あるかないかで収穫期間が年間1.5ヶ月は違うと思う。
カーテンは、約7年前から欲しかったもの、
株式会社誠和製 ラクソス・ハーモニーというもの。
ハウス栽培において世界で最も先進的な農業をしているオランダに1週間勉強しに行った際、カーテンはほぼコレだった。
ずーーっと欲しかったもの。
コスト的には現存ハウスのカーテンの何倍もの価格になるのだが、もっと良いいちごの生産を目指している以上、ここもケチれない。要するにこだわりだ。
ハウス栽培全体的な考えとしては、作物体に注ぐ光を極力遮らないようにする事が重要だとされているので、作物体の上に位置する道具は良いモノをチョイスすることが最適な選択だと私は考えている。
やっぱ新品のニオイはいいね ~明日もボンボヤージュ~
3品種のいちごの様子
2022.06.17(21:21)
今日撮影した3品種のいちごの実付近の様子。
【おいCベリー】

【章姫】

【桃薫】
いちごの株の観察の中で収穫量予測に繋がるポイントは開花状況や直近の青い実の数だとされている。
開花状況では、花の大きさ、花の数、花の形で将来を決める。
直近の青い実になり、粒の大きさ、粒の数、粒の果形や病害中状況が、赤い実になって完成する。
この考えによると、おいCベリーと章姫は今シーズンの最後の粒の大きさと数量となる。
当園唯一の極晩生品種である桃薫は、まだまだこれからと言わんばかりの実の数になっている。
最後まで頑張ってくれそうだ ~明日もボンボヤージュ~
鉢上げ体制
2022.06.16(21:03)
来週半ば、種子型品種の苗達が到着する。来作のいちごの育苗が本格化してくる頃だ。
届く苗数は約4,000本。
60cm×30cmの水稲育苗箱サイズに、406本詰まったコンパクトな苗姿で。

【去年の過去ログから】
種から作られている品種になる。
非常にミニマムな苗なのが面白いポイント。

苗を受け入れる為の下準備。
培土入りポットが風や野良猫による被害で培土が飛び散ってしまい目減りしていた。
弟に補充してもらい散水テスト。

今月の頭に育苗ハウス内除草の手助けもあり、圃場衛生はgood。
新品のビニールハウス、ほぼ新品の床、新品の育苗棚に新品のポット、新品の土、全てが新。
受け入れ体制はバッチグーだ。
上手くいくはず ~明日もボンボヤージュ~