早朝の葉水
2021.03.21(20:19)
今朝、いつも通りに収穫作業を始める前、ふと、いちごの葉を観察したところ葉水(はみず)"が出ていた。


葉の先端に付いている雫が葉水である。
詳しい理屈は私としては研究途中なのだが、この葉水を良い事と捉えるのと悪い事と捉えるのと2種類存在する。
いちご栽培を始めた6年前は、
「葉水は、いちごの根が活発に活動している証拠だから出た方が良い」
と覚えていた。
しかし近年では、
「葉水は、ハウス内の湿度が高過ぎる為いちごの葉の蒸散が追い付かずに出てしまうので、除湿した方が良い」
と先輩農家から聞くようになっている。
夜間、いちごの株は根圧(こんあつ)といって、根が地下の水を吸い上げる力がある。
その根圧によっていちごの株全体に養水分が行き渡り、余分な水分が葉の先に雫となって現れる。
つまり高湿度環境というわけである。
養水分の吸収量には、月の見え方(新月や満月)によって違いもあると聞く。
それに品種間の差もある。
…もうなんだかよくわからないので、とりあえず保留にしておこう(笑)
個人的には葉水が出た方が神秘的で美しく感じるので、どちらでも良いのかなと思ってしまう。
でも、いちごの"実"にとって良いのはどちらなのかは知っておきたいところだ。
いちご博士なら知ってそう ~明日もボンボヤージュ~
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