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光1%ルールと温室の形状について

2018.05.27(22:15)
 施設園芸で最先端のオランダでは、光1%ルールというものがある。
作物が受ける光が1%増えると、光合成量が1%増え、収量が1%増えるという理論だ。
光環境を左右するのは、様々な要因があるが、ハード面に左右されることもある。

「温室の構造には単棟と連棟があり、さらに東西棟と南北棟がある。
太陽放射は直達放射と散乱放射からなるが、わが国が位置する緯度において直達放射が温室床内に届く比率(直達放射の透過率)は、温室の構造と方位を変えて、冬の光環境を重視して計算すると、直達放射の透過については、東西棟が南北棟よりも優れている。
しかしながら、透過率の分布は、東西棟では部材の影や北側屋根の影響を受けやすく、南北棟よりも均一性が劣る。
一方、散乱放射の透過は、温室の構造や方位の影響を受けにくい。このため、直達放射と散乱放射併せた太陽放射透過率の東西棟と南北棟における違いは、冬に曇天日が多く、散乱放射の割合が大きい地方では小さくなる。
実際には、与えられた土地や建設費の制約条件のもとで、最善の光環境が得られるように、温室の構造や方位を決めることになる」
 (引用元 施設園芸・植物工場ハンドブック日本施設園芸協会 農文協著 )

 この光環境の違いから、日本一の収量を上げている農家さんのハウスの形状をを思い出すと、
”パイプハウスの単棟で東西棟”だった。
おそらく、もっとも影が少ない光環境だと考えられる。

 冬場に光が重要な作物での場合であれば、東西棟の方が光を多く通し易い上、温度も上がり易くて経済的だ、。
日射量の少ない冬場の作付けのいちごは、光合成産物の配分が、果実に80%程配分される。
常に着果している状態で、花芽分化の時期も重なり、花芽分化後の窒素の吸収量で着果数も決まるので、
冬場の光はとても重要だ。

女の子の自撮りでも、にっこうが一番盛れるって言うよね ~明日もボンボヤージュ~
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北上いちご園農園主

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岩手県北上市にある観光いちご園、北上いちご園農園主のブログです。

このブログは、元船乗りを経て2014年に新規就農した農園主が、
農園の様子や、いちご作りの様子等を紹介しています。


※ボンボヤージュとは、
船出の際、「よき航海を!」
と、旅立つ人々への挨拶です。

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