エフクリーン張り替え
2020.10.18(21:00)
本圃ハウスの天井フィルムを張り替えている。今まで使用していたのは、POフィルムといって一般的に使用されているもので、5年耐久の品だったが、丁度5年経った所である。
当初は、8年くらいおきにフィルムを張り替える予定だった。
しかし、POフィルムは年々透明度が下がるので、いちごの収穫量が比例して下がることになっている。
光1%ルールという、オランダの施設栽培から生まれた理論に基づいて考えるとPOフィルムだと、
1年目 90%
2年目 85%
3年目 80%
4年目 75%
5年目 70%
といったように、ハウス内に入る日光が減少する為、年々収穫量は減少する。
当然、品質にも影響してくる。
当園の様な大型鉄骨ハウスには、長期展張が可能なフィルムが向いているので、思い切ってフッ素フィルムに張り替える。

【AGCグリーンテック製(旭硝子子会社)エフクリーン自然光】
このフィルムは、"割れないガラス"との異名を持っていて、割れないし透明度も長持ちする特殊なフィルム。
何やら、蛍石という鉱物が原料。
面白いのは火をつけても燃えない事。
30年くらいは張り替え不要。
光透過率が94%と露地と同等の光環境になる。


実は、このフィルム交換。
10月に入ってから既に進んでいました。笑
フッ素フィルムって高価なので、盗難の事を考えて今の時期にこのブログを書いている次第です。
さて、フィルムが真っ透明な今シーズン。
これからの30年で最も収穫量が多く、品質も良いいちごが作れる環境になりました。
大いに期待して下さい!
大枚叩きました ~明日もボンボヤージュ~
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