先輩農家塾
2020.12.24(21:23)
先輩いちご農家さんの圃場を見学しに行ってきた。およそ1,000km(体感)の旅だった。

驚いたのだが、北上市を出発した時は曇り空だったのに、南方面に車を走らせる間にみるみる雪が無くなっていった。
たった数100kmの距離で、こんなにも差があるものなのかと思うと驚きだ。
先輩農家さんのいちごの株を見学したところ、当園のいちごよりも3週間近く生育が早い様子だった。
植え付ける時期は同じでも、ここ約1ヶ月の間で一気に差が生まれたようだ。
先輩農家さんとの会話で、
私ー「もっと早く採るためには、早い時期からハウス内を温めた方が良かったんでしょうか?」
先輩ー「早く採るのは気に食わねぇんだよな。温めれば誰でも早く採れるしさぁ。それより総収量でしょ。てか天井のフィルム替えた効果は?」
私ー「毎日曇ってるので効果がまだわからないです笑」
先輩ー「そうかぁ。ま、寒い所でいちごは作るもんじゃねぇんだよ」
とおっしゃっていた。
ちょっとショックだった。
帰りの道中落ち込んだ。
久しぶりのショック症状だった。
悔しい気持ちはあるが、雪が多い岩手県内陸の気候は、いちご栽培に向かないかもしれない。
でも就農前から知った上でいちご作りをしている。
気候の不向きは多少あっても、
"誰の為にいちごを育てるのか?"
が大事だと思っている。
帆船は逆風でも前進できる ~明日もボンボヤージュ~
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